【北京時事】中国国営新華社通信は3日、中国税関総署が今年、環太平洋連携協定(TPP)のルールの一部を自由貿易試験区(FTZ)に試験導入する方針を示したと伝えた。中国は昨年9月にTPP加入を申請しており、早期の交渉入りに向けて国内の取り組みをアピールする狙いがあるとみられる。  税関総署の倪岳峰署長は署内の会議で「対外開放の基盤づくりを積極的に推し進める」と強調した上で、TPPのルールを先行的に一部のFTZで実施すると表明した。導入されるルールや対象となる地域などの詳細は明らかになっていない。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 TPPルールを試験導入へ=早期交渉入り狙う―中国