【イスタンブール時事】第1次大戦中の「アルメニア人虐殺」など歴史問題で対立するトルコとアルメニアは2日、民間の格安航空会社(LCC)による直行便の運航を開始した。両国は1月14日に国交正常化に向けた協議を再開させており、運航は「正常化プロセスにおける信頼醸成措置」(トルコのチャブシオール外相)の一環となる。  トルコのペガサス航空、フライワン・アルメニア航空それぞれの旅客機が2日から3日にかけ、イスタンブールとアルメニアの首都エレバンを往復した。直行便は今後も定期的に運航される見通し。  両国を結ぶフライトは以前も存在したが、アルメニアと、トルコと関係の深いアゼルバイジャンによる係争地ナゴルノカラバフをめぐる対立が激化した影響もあり、最近は停止されていた。 【時事通信社】 〔写真説明〕2日、イスタンブールのサビハ・ギョクチェン国際空港で、アルメニアへ向け出発するトルコのペガサス航空旅客機(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 トルコ・アルメニア間に直行便=国交正常化へ信頼醸成