【ワシントン時事】米国防総省は2日、ウクライナ情勢の緊迫化を受け、数日中に米兵約2000人をポーランドとドイツに増派すると発表した。さらにドイツ駐留米軍から装甲車部隊約1000人をルーマニアに派遣。ウクライナに軍事圧力を強めるロシアをけん制するとともに、同盟国に対する米国の関与を示す狙いがあるとみられる。  カービー国防総省報道官は記者会見で「北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対する責務に加え、あらゆる事態に対応するために近く部隊を派遣する」と表明。「これは恒久的な派遣ではない」と強調する一方、情勢が悪化すれば追加派遣もあり得ると述べた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米軍、2000人を欧州増派=ウクライナ情勢緊迫化で