高松高裁が昨年衆院選の「1票の格差」を「違憲状態」と判断した1日、原告側は高松市内で記者会見を開き、「違憲状態だったということで、非常に意味のある判決と評価している」と喜びの声を上げた。  各地の高裁に起こした訴訟を率いる升永英俊弁護士は「画期的な判断。他の裁判官も同じように考えてくれることを期待している」と述べた。  一方で、投票価値が不平等となる目安について、「2倍が基準になるのはおかしい。(訴訟は)違憲状態が最終目的ではない」と強調。議員1人当たりの有権者数が平等となる「人口比例選挙」の実現を目指し、2日に上告する方針を示した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕「1票の格差」訴訟の高裁判決を受け、記者会見する升永英俊弁護士(右)=1日、高松市
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「非常に意味ある判決」=高松高裁判断に原告側―衆院選無効訴訟