【ワシントン時事】ロイター通信によると、米政府高官は30日、北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の再開を示唆していることに関し「もちろん懸念している」と警戒感を示した。その上で、中距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮による「さらなる実験は見たくない」と述べ、自制を呼び掛けた。 同高官は、北朝鮮のミサイル発射が国連安保理決議に違反し、地域をさらに不安定化させていると非難。一方で、北朝鮮との対話について「われわれは準備ができており、(米朝)双方の懸念に取り組む協議を持つことに非常に真剣だ」と強調し、前向きな対応を改めて促した。 【時事通信社】 〔写真説明〕北朝鮮の金正恩総書記=2021年12月、平壌(朝鮮通信・時事)