29日に行われるテニスの全豪オープン女子シングルス決勝は、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第27シードのダニエル・コリンズ(米国)が、ともに初優勝を懸けて激突する。バーティには、男女を通じて1978年以来となる豪州勢シングルス制覇へ、地元の期待が高まっている。  バーティは準決勝まで6試合全てでストレート勝ちと安定感が際立つ。スライスショットで緩急をつけてミスを誘うなど、相手のペースを乱す試合運びも巧み。危なげなく四大大会3勝目に王手をかけた印象だ。  世界ランキング30位のコリンズは四大大会初の決勝戦。ツアー通算2勝と実績では劣るが、今大会はストロークに鋭さがあり、主導権を握って難敵を破ってきた。  対戦成績はバーティの3勝1敗。1敗は昨年2月に喫したものだが、その後はウィンブルドンを制覇するなど強さに磨きがかかっており、バーティ優位は動かない。コリンズは積極的に攻めて相手守備を崩せるかがポイントになるだろう。(時事)【時事通信社】
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記事名:「 バーティ、地元Vなるか=29日にコリンズと決勝―全豪テニス