【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ウクライナ情勢への警戒感や供給逼迫(ひっぱく)懸念を背景に買いが加速し、続伸した。米国産標準油種WTIは前日比1.75ドル高の1バレル=87.35ドルと、2014年10月上旬以来、約7年4カ月ぶりの高値で終了した。  緊迫化するウクライナや中東情勢を背景に、エネルギー供給の先行き不安が台頭。バイデン米大統領は25日、ウクライナにロシアが侵攻した場合、プーチン大統領個人への制裁を検討する意向を示唆した。事態が深刻化すれば、有力産油国であるロシアのエネルギー供給に混乱が生じ、世界的な供給逼迫状態をさらに悪化させるとの見方が浮上している。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 NY原油、7年4カ月ぶり高値=ウクライナ情勢を警戒