ウクライナのコルスンスキー駐日大使は26日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、緊迫するウクライナ情勢について、ロシアとの全面的な戦争の可能性は低いが「より局地的な紛争が起きるかもしれない」と述べた。ロシアのプーチン大統領が体面を保つため、軍事面を含め何らかの成果を欲しているとの見方も示した。  大使は「われわれは(親ロシア派が支配する)ドンバス地方など占領地を攻撃するつもりはない」と強調。ロシアに侵攻の口実を与えない立場を明確にした。危機回避に向けて「交渉やロシアへの国際的な圧力を通じて解決することを望んでいる」と語った。 【時事通信社】 〔写真説明〕日本外国特派員協会で記者会見するウクライナのコルスンスキー駐日大使=26日、東京都千代田区
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 局地的紛争を懸念=ウクライナから攻撃せず―駐日大使