前半飛躍の後、渡部暁の表情は明るかった。「ジャンプ、良かったと思います。スムーズに飛べた」。風に恵まれずに7位だったものの、ようやく復調の兆しが見えた様子だ。  開幕戦から「ジャンプの崩れ」に苦しむ中、「良い時だけが楽しいんじゃない」と自らに言い聞かせ、助走の姿勢などを試行錯誤。逆転の発想で走力にも磨きをかけてきた。次週のプラニツァ大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったが、「いい練習をして次のゼーフェルトと五輪につなげていきたい」と気合を入れ直した。(クリンゲンタール時事)【時事通信社】
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記事名:「 渡部暁、飛躍に復調の兆し=W杯複合