【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は10日、抗議デモに伴い混乱が拡大した中央アジア・カザフスタンの情勢をめぐり、政権転覆の試みは許さないとの立場を強調した。カザフに平和維持部隊を派遣したロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」のオンライン首脳会議で表明した。  プーチン氏はカザフでの混乱は「抗議行動が原因ではなく、破壊的な内外の勢力が状況を利用したと理解している」と主張。国外のテロ組織で訓練を受けた者らが攻撃に加わったと述べ、「実際は国家への攻撃であり、侵略行為だった」と断じた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 政権転覆の試み許さず=カザフ情勢めぐりロシア大統領