国学院栃木はロックの白石主将が欠場。代わってゲーム主将を務めたCTB田中がチームを引っ張った。前半9分にスペースを突破してWTB伊藤大の先制トライにつなげると、その後は激しいタックルを披露。40メートル超を含む2本のPGも決めた。吉岡監督は「白石が乗り移っていた。素晴らしいプレーを連発していた」と手放しで褒めた。  白石は2回戦で脳振とうを起こした疑いがあるとされ、規定により今大会はもう出場できない。ミーティングで知らされた選手たちは涙を流し、「16人で戦う」との合言葉で結束を強めた。目標は初の4強。白石は「心強い。これからも勝っていける」と仲間を頼もしそうに見ていた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、攻め込む国学院栃木の山田(左手前)=1日、大阪・花園ラグビー場
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 国学院栃木、主将の分まで=高校ラグビー