松山聖陵が秋田工に逆転勝ちした。前半を0―7で折り返したが、後半に動きが良くなったFW陣がチームに勢いを生んだ。同点の17分、激しいタックルを振り切って決勝トライを決めたプロップ高田は「自分だけのトライではない。全員がいいプレーをしてくれたおかげ」と仲間に感謝した。  秋田工は最多の優勝15度を誇る名門だが、東海大大阪仰星で選手として優勝経験がある渡辺監督は「向こうは東北王者だが、こっちは四国王者。譲ったらあかん。四国ラグビーの歴史を変えよう」と檄(げき)を飛ばしていた。選手は気後れすることなく躍動し、大舞台で輝いた。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 松山聖陵、四国王者の意地=高校ラグビー