創部3年目で初出場を果たした倉敷は無得点に終わった。ラックで圧力を受けてボールを失う場面が目立ち、高校日本代表候補のナンバー8ティポアイルーテルの突破力を生かせなかった。2年生で主将を務めるCTB丸尾は「もっとできた。(ラックに)寄り切れなかった」と悔しさをにじませた。 勢いよく前に出るディフェンスや突き刺さるようなタックルなど持ち味は見せた。江の川(島根、現石見智翠館)と尾道(広島)でも初代監督を務め、花園常連校に育てた梅本監督は「この経験をいかにつなげるか。きょうから戦いは始まっている」と1、2年生の成長に期待した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕スタンドから戦況を見守る倉敷の梅本監督=27日、大阪・花園ラグビー場