全日本選手権を連覇し、北京五輪代表入りを決めた羽生結弦との一問一答は次の通り。 ―演技を振り返って。 疲れた。ただ4A(4回転半ジャンプ)込みで通す練習はできていたので、何とか持ったかなという印象。(4回転)ループとは比べものにならないぐらい、体力の消耗はあった。 ―4Aの出来栄えは。 頑張ったなという感じ。まだいっぱいいっぱい。 ―五輪でも挑戦を続けるか。 NHK杯の前に捻挫して、ストレスで食道炎になった。1カ月間、何もできなかった。その時点でやめちゃおうかなと思ったが、降りたいと言っている自分がいる。もうちょっとだけ頑張る。 ―やめようと思ってからの過程は。 自分の中でも焦っていて、早く跳ばないと体が衰えていくのは分かった。いろいろ考えた結果、せっかくここまで来たなら、皆さんが僕に懸けてくれている夢だから、皆さんのためにもかなえてあげたいなと思った。 ―五輪への意気込みを。 北京五輪を目指す覚悟を決めた背景には、4Aを決めたいという気持ちが一番強くある。その上で優勝を目指したい。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3大会連続の五輪代表入りを決め、笑顔の羽生結弦=26日、さいたまスーパーアリーナ