大相撲の元横綱稀勢の里の荒磯親方(35)=本名萩原寛、茨城県出身=が由緒ある年寄名跡「二所ノ関」を襲名することが19日、関係者の話で分かった。師匠を務める荒磯部屋は二所ノ関部屋に名称が変更。元大関若嶋津の二所ノ関親方は来年1月に65歳となり、日本相撲協会の定年を迎える。 「二所ノ関」は現在五つある一門の一つ。二所ノ関部屋にはかつて昭和の大横綱大鵬らが所属し、2013年初場所後に閉鎖されたが、元若嶋津の現師匠が年寄名跡を交換して14年12月に復活した。 幕内松鳳山らが所属する現在の二所ノ関部屋は、部屋付きの放駒親方(元関脇玉乃島)が名称を変更して継承する。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕荒磯親方(元横綱稀勢の里)