14日に行われたボクシングのダブル世界戦で、世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級統一王座を防衛した井上尚弥(大橋)が15日、横浜市内の所属ジムで記者会見し、「ほっとした感じ。まだまだ伸びしろを感じた試合」と振り返った。  今後は、来春に他団体王者との統一戦が計画されており、スーパーバンタム級に上げての4階級制覇も視野に入れる。「間隔を空けずに試合ができて、春に向かえることが一番のメリット」と先を見据えた。  世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級の新王者となった谷口将隆(ワタナベ)も東京都内で取材に応じた。前夜は一睡もできなかったといい、「寝たら夢から覚めてしまいそう。まだふわふわしている」と笑顔で語った。WBAライトフライ級スーパー王者で、同期入門の京口紘人とのダブル世界戦にも意欲を示した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前日に統一王座の防衛戦を終え、記者会見でポーズを取る(左から)父でトレーナーの井上真吾氏、井上尚弥、所属ジムの大橋秀行会長=15日、横浜市内 〔写真説明〕記者会見で所属ジムの「Wポーズ」を取る、前日に新王者となった谷口将隆(左)。右は京口紘人=15日、東京都品川区
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 井上尚「まだ伸びしろ」=新王者谷口は喜び―ボクシング世界戦