【リヤドAFP=時事】サウジアラビアで開催されたラクダの美しさを競うコンテストで、ボトックス注射などの「美容整形」が施されていた43頭が失格となった。国営サウジ通信が9日、報じた。(写真は資料写真) 「アブドルアジズ国王ラクダ・フェスティバル」は首都リヤド北東の砂漠で毎年開催されており、最高6600万ドル(約75億円)の賞金目当てに湾岸諸国からブリーダーが参加する。 ラクダの美容整形は、美しいとされる垂れ下がった唇やシャープなこぶをつくるために行われる。主催者が対策に乗り出しているにもかかわらず、競争の激化を受けて横行している。 サウジ通信によれば、ボトックス注射などの美容整形が施されているかを確認するため、X線などを使った検査が行われている。 今回は、6年前に美ラクダコンテストが始まって以来最多の43頭が失格になった。 匿名で取材に応じたフェスティバル関係者は、ラクダに美容整形を施すのは動物虐待とみなされるとして、「違反者は重い罰金を科され、今後の大会への参加も禁じられる」と話した。 フェスティバルは来年1月中旬まで40日間続き、ラクダレースも行われる。【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2021/12/14-12:31)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 美ラクダコンテスト、整形で43頭失格 サウジ