人の受精卵が分裂して成長した胚盤胞が子宮内膜に着床する過程を、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを利用して模倣し、実験容器内でほぼ再現できたと、オーストリア科学アカデミー分子生物工学研究所(IMBA)などの研究チームが発表した。「生殖補助医療(不妊治療)の成功率を高める物質を発見する一方、副作用の少ない避妊薬の開発につながる物質も見つけた」という。論文は3日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 人の疑似胚盤胞で「着床」再現=iPS細胞など利用―オーストリア研究所