理化学研究所と東京大の研究チームは、知恵の輪のように、二つの環状分子を組み合わせた「分子の鎖」を並べた微細な穴を持つ結晶素材を開発したと発表した。温度や圧力で穴の形を変えられる柔らかい結晶で、二酸化炭素(CO2)などの気体を効率良く吸着・放出する素材への応用が期待できるという。論文は14日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「分子の鎖」で柔らかい結晶=CO2吸着材など期待―理研・東大