冬はメンタルの不調をきたしやすく、特に女性が不調をきたしやすいという調査結果があります。
自律神経の乱れから、冬は不調になりやすい
ストレス・不安などから自律神経が乱れると心身の不調が引き起こされますが、冬は自律神経が乱れやすくなる要因が増える季節です。
精神を安定させるセロトニンの分泌量がもっとも少なくなるのは冬。
そのほかにも、寒さのために体温や血圧を一定に保つため自律神経がフル活動する必要がある/年末に仕事の日程が過密になる/自粛から元の生活に戻りつつある疲労感/子どもの受験シーズンなどなど……。
冬はストレスを受ける要因が多いのです。
特に過労状態になるとストレス耐性が低下しやすくなります。
その症状、「不安疲労」かも
冬の不調にあてはまる項目がある人は、「不安疲労」にも要注意です。「不安疲労」とは、不安やストレスから疲労を感じて「やる気が出ない」・「気持ちが重い」という精神的疲労感と「なんとなくだるい」という身体的疲労感が結びついた新しいタイプの疲労。
「不安疲労」は長引くコロナ禍で顕在化し、2021年に実施された日本疲労学会総会・学術集会で医師の久保明先生から発表されました。
冬の寒さなどの外的環境が不安疲労を加速させ、不調を悪化させている恐れもありますが、不安疲労はなかなか自分では気づきにくいもの。
こちらの不安疲労チェックリストで、不安疲労のリスクを確認してみましょう。
久保先生が教える「不安疲労」対策方法
内分泌・糖尿病専門医でもある久保明先生は不安疲労について、身体的疲労感と共に精神的疲労感のケアが欠かせないと語ります。
ケア方法として、手を温める、笑い声(テレビやラジオの、人が笑っている声でも可)を聞くなどの方法のほか、心身の疲労を解消する成分「パラミロン」についても教えてくれました。パラミロンとは、ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる食品成分で、腸に作用して細胞の酸化を抑制したり、免疫細胞を活性化することで、健康の維持・増進に働くと考えられています。
副交感神経の活動アップ、免疫力やホメオスタシスの維持・向上、糖と脂質の代謝を高めることによる生活習慣病の予防など、さまざまな健康への効果が期待されているのです。
さらに、腸内細菌の力を借りずに働くため、体質を問わず効果があります。
「パラミロン」は多くの学者や専門家が研究を進めている注目の成分。「不安疲労は放っておくとうつに移行したり老化を加速させる可能性もあります。パラミロンの摂取が対策の一助になるでしょう」と久保先生。
サプリメントのほか、ゼリーやきなこなどでパラミロンを気軽に摂れる商品が増えてきています。不安疲労や冬季うつの症状の自覚がある人は、パラミロンで早めに対策しましょう。 情報提供元: WomanSmartLife