昨今ではSNSの発達などにより、日本各地のさまざまな隠れた魅力が日々発信されています。
そんな中、国内LCCで最大の輸送旅客数を誇る航空会社「Peach」により、地域の新しい価値や魅力を発信するイベント「PEACH SHAKE」が2020年1月からスタート。
第1シリーズの初回は奄美をテーマに、今話題の「発酵」と「プチ移住」の魅力を知るイベントが都内で開かれました。
第1シリーズは奄美にフォーカス!ローカルイベント「PEACH SHAKE」
LCCの航空会社として運賃はもちろん、移動のハードルも下げてきたPeach。
そんなPeachがつなぐ地域の、さまざまな「モノ・コト・ヒト」を混ぜ合わせることで新しい価値を発見し、新しいコミュニティやアクションが緩やかに生まれる場を目指すのが、イベントシリーズ「PEACH SHAKE」です。
第1回目のテーマは奄美の「発酵×プチ移住」。
食はもちろん美容でも最近話題の「発酵」と、注目の「プチ移住」の魅力をゲストと共に掘り下げました。
奄美の大切な文化「発酵」の魅力
奄美には相撲や闘牛、お祭りなどさまざまな文化がありますが、中でも日々の暮らしの中で大切に受け継がれているのが「発酵」です。
奄美の伝統工芸品である織物、大島紬の染色技術である泥染めは発酵させた液で染めを繰り返すことで色が変化していきます。
また「ミキ」という甘酸っぱい甘酒のような飲み物は、さつまいもとお米を発酵させることで作られます。
さらに、黒糖焼酎は2回の発酵を経て完成します。
このように、発酵は奄美の文化や人々の生活と密接に関わっているのです。
この「発酵」に魅せられたのがゲストの鈴木大輝さん。
表参道で「発酵居酒屋5」の料理長をされている他、一般社団法人日本発酵生活協会の代表も務めています。
鈴木さんは、発酵はどんどん菌が増えて体にいいものになっていく “命を育てる”料理であると感じたことから、その魅力に夢中になったのだそう。
鈴木さんは「旅の出会いにより、柔軟な考え方や新しい可能性が生まれると思う」とし、旅によってさまざまな人やモノと出会い、自分が変化することも発酵だと語りました。
イベント中には鈴木さんによる奄美の自然や風景をイメージした発酵料理も振舞われ、参加者は交流を楽しみながら奄美の味を楽しみました。
「プチ移住」によって気持ちにゆとりが生まれた
「プチ移住」とは、しばし都会を離れて地方の暮らしを体験すること。
実際に奄美にプチ移住しているイラストレーターのちゃずさんと、完全移住しているマムさんが、プチ移住の実態を語りました。
ちゃずさんがプチ移住したのは、先に奄美大島の加計呂麻島に移住していた友人マムさんのFacebookを見たことがきっかけ。
26年間東京で暮らし、多忙な暮らしの中で絵を描くのが苦しくなっていた頃だったそう。
島にプチ移住したことで気持ちのゆとりが持てるようになり、描く絵が変わったといいます。
先に移住を決めたマムさんのきっかけは子育てでした。
都内でバリバリの営業職に就いていたマムさんは、自分らしい子育てをするならかつて訪れた加計呂麻島だと思い立ち、奄美への移住を決断したそう。
さまざまな人と密に関わる環境の中で、自分のダメなところも知ることができたといいます。
Peachは現在宿泊予約サイトの「STAY JAPAN」とコラボし、「プチ移住プラン」の提供を開始。いきなり移住はちょっとハードルが高いという人に向けて、1ヶ月の宿泊代と往復の航空券を手頃なお値段でパッケージにしています。
またイベント「PEACH SHAKE」は今後も定期的に開催予定ですので、ぜひさまざまな地域の魅力を見つけに行ってみてください。
情報提供元: WomanSmartLife