アレルギーやインフルエンザ予防として空気清浄機を使い、その効力に助けられている人、多いのではないでしょうか。
空気清浄機メーカーであるブルーエアは、子どもがいる空間の「室内空気」環境を改善するプロジェクトを日本で開始。その一環として、渋谷区の区立保育園・幼保一元化施設に、ブルーエアの清浄機をプレゼントしました。
子どもたちが過ごす空間の空気をきれいにする「Clean air for children」
スウェーデン発の高性能空気清浄機「Blueair(ブルーエア)」の日本総代理店 セールス・オンデマンド株式会社は、世界の子どもたちにきれいな空気を提供するブルーエアのCSR活動「Clean air for children」を、日本で始動しました。その活動の一環として、都市部で生活するこどもたちの「室内空気」における問題を解決するため、渋谷区の区立保育園・幼保一元化施設に100台の空気清浄機を寄贈。2019年12月19日、渋谷区役所にて贈呈式が開催されました。
「Clean air for children」は2016年に韓国でスタートした取り組み。これまで、世界中で「こどもたちがキレイな空気を吸う権利」を守るための活動を行っています。
贈呈式で、ブルーエアのCPOであるサラ・アルセンさんは「子どもたちを守り、健やかな成長と学習環境を整えるため、世界中の教育施設へ空気清浄機の寄贈を進めています」と挨拶。
渋谷区長の長谷部健さんも「私も3人の子どもの父親。家では空気清浄機を使っていたけれど、公共の場所での技術革新や効能について議論はしてこなかったので、いいきっかけをもらいました。渋谷区としても、環境の充実を重視することを考えたいです」と語りました。
贈呈式では、サラさん、長谷部区長、医療ジャーナリスト森まどかさん、セールス・オンデマンド株式会社の荒井加奈子さんの4名によるトークセッションも開催されました。
「知られていないかもしれませんが、屋内の空気環境は屋外より汚染がひどいことがわかっています。私たちは9割の時間を屋内で過ごしていて、子どもたちも同様です。私たちが屋内で過ごす時間にきれいな空気が吸えることはとても重要です」と話すサラさんの言葉を受け、荒井さんも意識改革が必要だとコメントしました。
空気環境は呼吸器の病気やアレルギーにつながる身近な問題です。原因となるアレルゲンを回避または除去することが大切ですが、空気は目に見えずいつも存在しているため、より意識して気を付けることが必要。全国民の2人に1人は何らかのアレルギー疾患がある中、特に若年層のアレルギー疾患が多く、年齢が低いほど多くの人がアレルギーに苦しんでいます。
医療ジャーナリストの森さんが「小さい子は自分でマスクをしたり気を付けたりするのが難しいため、大人がきれいな空気の環境を作ってあげなくてはいけません」と語ると、長谷部区長は、アレルギー予防のため、良い環境作りに力をいれることが必要だと語りました。
屋外の空気を個人の力で変えることは難しいけれど、屋内の空気はコントロールできます。子ども達がより良い環境で長い時間過ごせるよう働きかける「Clean air for children」の取り組みを応援していきたいですね。
【参考】
※こどもの空気研究所(セールス・オンデマンド株式会社)
https://cafc.blueair.jp/
情報提供元: WomanSmartLife