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稲沢市の長福寺は、三宅川沿いにあります。稲沢市に合併されるまでは、隣の祖父江町と共に中島郡平和町でした。このあたりは名鉄のローカル線が走るエリアで、名鉄津島線の青塚駅か勝幡駅、もしくは名鉄尾西線の渕高駅から、それぞれおよそ1.5kmの位置です。名鉄津島線は名鉄本線の須ヶ口駅から津島駅を結び、名鉄尾西線は名鉄本線の一宮駅と津島駅とを結んでいる路線です。車でも、無料の駐車場が100台あります。
長福寺は弘法大師・空海を祀る真言宗の寺で、家内安全、商売繁盛、入学祈願などの御利益があります。永禄年間に牛頭天王の別当職であった 平手政秀の子の五郎右衛門 が、三宅村を開発して長福寺を再興したといわれます。平手政秀はあまり知られていませんが、織田信長の父、織田信秀の家老で、信長の補佐役を命じられた人物です。信秀没後、信長の振る舞いをいさめるために自刃し、信長は政秀寺(名古屋市中区)を建立しました。
その子の五郎右衛門によって、本堂、仁王門などを建立整備され、現在ある寺の基礎を造ったといわれます。市指定文化財に仁王門、仁王尊、古文書など5点あります。また、宝物館 は年に春、秋の2回公開(無料)されます。御祈禱もお願いできます。
所在地、拝観料などの情報は公式ウェブサイト等をご確認ください。
特別に金運や商売繫盛・必勝祈願というわけではありませんが、平手政秀ゆかりの長福寺からのつながりで1スポットご紹介します。
名古屋市中区にある政秀寺は、天文22年(1553)、織田信長が、臣下だった 平手政秀のため 、現在の小牧山の南西、政秀の領地だった小木村(現在の小牧市小木)に創建しました。平手政秀は、信長の素行が悪いのをいさめるためにあえて自害して見せたと言われます。
政秀寺は 若宮大通り沿い にあり、地下鉄名城線の矢場町駅または地下鉄鶴舞線の大須観音駅を降りてともに徒歩5~6分程度です。市街地なので駐車場はありません。
寺は本能寺の変から2年後の天正12年(1584)、豊臣秀吉と徳川家康の「小牧・長久手の戦い」で焼失しました。しかし翌年、清須に再興され、慶長15年(1610)清須越えで現在地に移転しています。清州越えとは、天下統一を果たした徳川家康の命で清州に集まっていた寺社仏閣を名古屋城下へ移転させたことです。新川と庄内川という2つの川を越えて移転したことから呼ばれます。
※常時拝観されているお寺ではありません。拝観に関する情報、所在地、拝観料などの情報は公式ウェブサイト等をご確認ください。
たつきじんじゃ、と読みます。 岡崎城の敷地の中 にあります。名鉄名古屋本線「東岡崎」駅から殿橋を渡って歩いて10分です。岡崎城は放送中の大河ドラマでも「徳川家康が生まれたお城」であり、「三河エリアを治めていた時代の居城」で、「三河一向一揆などの際には岡崎城を拠点としており、一揆側との停戦協定も結ばれた」とされています。この岡崎城の築城時に龍が現れ、天にのぼった龍をお城の天守閣の上に祀ったのが始まりだといいます。
岡崎城で徳川家康が生まれた日にも雲と風を招く金の龍が現れたといいます。現在は徳川家康を主祭神とし、天下統一の強力な 出世開運の御神徳と龍神の金運 をもらえるパワースポットとして知られています。
拝殿の天井は木彫りの龍で、手を叩くと龍の鳴き声が響き渡ります。
主祭神は徳川家康の他に本多忠勝が祀られています。本多忠勝は現在大河ドラマで活躍中の山田裕貴さんが演じられている役です。 徳川四天王・徳川十六神将・徳川三傑 に入っている、家康側近中の側近です。
所在地、拝観料などの情報は公式ウェブサイト等をご確認ください。
https://okazaki-kanko.jp/okazaki-park/guide/6
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余暇プランナー
仏像と歴史好きな、社寺建築の仕事をしていたおじさんです。全国の社寺、仏像を見て回り、古代から戦国の時代を空想しています。 空想しすぎて小説を書き、文学賞もらっちゃいました。旅ライターと小説家の2刀流おじさんです。
【尾張】お金も、お仕事もこれで開運!金運・商売繁盛・必勝祈願のパワースポット Part3