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実際の学校紹介をする前に、留学が初めてという方のために、語学学校や大学院選びで重要な 3つのポイント を解説します。
まず、学校の 歴史と実績 をチェックすることが大切です。一般的にいうと、長い歴史を持つ学校は、教育の質やサービスの水準が高いと言えるからです。転職活動の際に、学校のネームバリューがあなたの強みになることもあるでしょう。
また、卒業生の 就職率や進学率、資格取得率 などの実績も重要です。実績がある学校に通うことで、安心して留学に臨むことができます。
次に、学校の カリキュラムの充実度 を確認しましょう。カリキュラムが充実している学校を選択することで、社会経験が豊富で、留学の目的意識も明確である30代にも満足のいく選択ができます。
例えば、語学学校では、一般英語やビジネス英語、試験対策などのコースが用意されているか、また、レベルやクラスサイズ、授業時間などが自分に合っているかを見てみましょう。
大学院では、専攻分野や教授陣、研究内容や論文作成のサポートなどが自分の目標に沿っているかを事前に調べることができます。内容が充実した授業を受けることで、 キャリアアップや英語力向上、更なるステップアップ を描くことができます。
最後に、 学校の設備の整った校舎 を選ぶといいでしょう。設備の整った校舎に通うことで、快適で効率的な学習環境を得ることができます。
例えば、語学学校では、図書館や自習室などの学習用の設備が充実しているか、また、カフェやレストラン、スポーツ施設などのリラックス用の設備があるかを確認しましょう。大学院では、研究室や実験室、図書館やオンラインデータベースなどの 研究用の設備が最新 か、また、キャンパス内や周りに食堂や宿舎、交通機関などの生活用の設備が揃っているかを確認しましょう。 施設の充実度によって学校生活の充実度が変わってきます 。
忙しい大人が海外留学をするときに、留学生活全般に関するサポート体制を重要視する方も多いと思います。社会人として留学する場合には、キャリアや家庭、子育てなどの面で、留学前後に様々な不安・課題が発生する可能性があります。そこで、各学校が用意している、社会人ならではのニーズに合わせたサポート体制を紹介します。この章を読んでいただくことで、より安心して留学に臨めるでしょう。
留学をすることで、 自分のキャリアにどのような影響があるのか 、また、留学後に どのようなキャリアを目指す のか、ということを考える必要があります。そのためには、学校のキャリア支援サービスを利用することがおすすめです。例えば、以下のようなことが可能になります。
留学をするときに、住居やビザなどの手続きはとても面倒なものです。特に、社会人として留学する場合には、仕事をしながら準備を進めることも多く、時間の面で余裕がないかもしれません。そういう方には、学校の 住居手配やビザ代行サービス を利用することがおすすめであり、以下のようなメリットが得られます。
これらのサービスを利用することで、留学の準備や滞在をスムーズにすることができます。
留学を考えたときに、子どもがいらっしゃる方は、 子育てと勉強の両立 に悩むかもしれません。また、配偶者やパートナーと一緒に留学する場合には、 相手の方の就労や学習の機会 について考える必要があります。そこで、学校の託児施設やパートナー支援サービスを利用することで、以下のようなメリットを得られます。
これらのサービスを利用することで、家族やパートナーと一緒に留学を楽しむことができます。
以上、大人の留学生活を支えるサポート体制について説明しました。これらのサービスは、学校によって異なる場合がありますので、事前に確認してくださいね。
実際に、上記ポイントを備えたおすすめの学校を、3つのカテゴリーごとにご紹介します。
留学の目的や期間、費用などによって、適した学校の種類が異なると思うので、自分に適したカテゴリーをお読みください。
語学学校は、英語やその他の言語を学ぶための専門的な学校です。一般的には、週に15~25時間の授業を受け、自分のレベルや目的に合わせてコースを選べます。
以下が語学学校のメリット・デメリットです。
また、語学学校選びで注意したいところが、数が無数にあるため 評判や実績がまちまち といういうところです。そこで、以下のようなサイトを使って、慎重に良い学校を選ぶことをおすすめします。
留学ランドから飛び立って実際に参加した学生の口コミに基づいて、 世界中の語学学校をランキング化 したサイトです。アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの人気の国や地域別に、学校の施設、講師、スタッフやアクティビティなどの評価を見ることができます。
英会話・英語学習の比較・ランキングサイトEnglish Hubが提供する記事です。
などの5項目について、チェックポイントや注意点を紹介しています。
専門学校の短期プログラムは、海外で 専門分野の知識や技能を学ぶためのプログラム です。一般的には、数週間から数ヶ月の期間で、授業や実習を受け、修了証書や単位を取得できます。以下が専門学校のメリット・デメリットです。
いくつか、著者の視点で魅力的な専門学校をピックアップしてみました。以下は、世界でも数少ない イノベイティブな分野の専門機関 による短期コースです。専門学校には上記のようなデメリットがありますが、コースの内容がディープな場合や学校自体に箔がある場合はデメリットが気にならなくなると思います。
シリコンバレーに拠点を置く 未来志向の教育機関 です。人工知能やバイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどの分野で、世界の課題を解決するためのイノベーションを促進します。数日から数週間の短期プログラムやオンラインコースがあります。
もうひとつ、雰囲気はまったく異なりますが、留学の醍醐味のひとつである、「その国でしか習得できない何かを学ぶ」という意味に合致する例を紹介させていただきます。
パリの有名な料理学校が提供する短期コース です。数日から数週間の期間で、フランス料理やパティスリー、ワインなどの技術や知識を学ぶことができます。世界的に認められた修了証書を取得できます。
https://www.cordonbleu.edu/paris/programmes/en
また、 専門学校選びに役立ついくつかのまとめサイト もご紹介します。
海外のさまざまな短期プログラムを紹介するサイトです。専門学校のカテゴリーでは、アートやデザイン、ビジネスやマーケティング、医療や看護、教育や社会福祉などの分野のプログラムがあります。各プログラムの詳細や口コミ、写真などを見ることができます。
海外の専門教育機関を紹介するサイトです。専門学校のカテゴリーでは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アメリカなどの国の機関があります。各機関の詳細やコース、学費などを見ることができます。
海外の短期プログラムを紹介する記事です。専門学校のカテゴリーでは、フランスのパリでファッションや美容を学ぶプログラムや、タイのバンコクでマッサージやヨガを学ぶプログラムなどがあります。各プログラムの特徴やメリット、費用などを見ることができます。
予備知識として、1年で卒業できる大学院は、
があります。一般的には、専門分野の知識や技能を深めるための授業や研究を行い、修士論文を提出して、 修士号を取得 できます。1年で卒業できる大学院のメリット・デメリットは、以下の通りです。
カリフォルニア州のキーク・グラデュエイト・インスティテュート(KGI)と提携した新しいタイプの大学院です。 VRなどの最新のテクノロジー を駆使し、 すべてのクラスは仮想学習環境を介して行われます 。すべてのクラスが約20人の学生による 小規模なディスカッションベースのセミナー であり、 少人数×バーチャルリアリティ のエネルギッシュで刺激的な体験を引き起こします。コースはビジネス、データサイエンス、社会変革などの分野があります。
https://www.minerva.edu/graduate/
ここからは、 大学院選びに役立ついくつかのまとめサイト もご紹介します。
世界中の1年制MBAプログラムを紹介するサイトです。アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、インドなどの国のプログラムがあります。各プログラムの詳細やランキング、学費などを見ることができます。
スウェーデンの1年制修士プログラムを紹介するサイトです。ビジネスやエンジニアリング、教育や社会科学などの分野のプログラムがあります。各プログラムの詳細や入学条件、学費などを見ることができます。
https://studyinsweden.se/plan-your-studies/degree-programmes/
海外留学では、 日本とは異なるスタイル・内容の授業 を受けることができます。ここからは、読者の方にさらにイメージを持っていただくために、実際の授業スタイルについて、 ①参加型の会話中心クラス、②最新設備を駆使した講義という2つの例 をご紹介したいと思います。
海外の語学学校、専門学校、大学院はオープン型の授業であり、 日本よりも生徒の発言数が多いことが特徴 です。自分の考えや意見を積極的に表現することで、批判的思考や創造性を養うことが狙いとなっています。
このような授業では、教師は生徒の学習を促進するために、さまざまな方法を用いています。
例えば、 English for Action という団体では、 移民のための英語教育 を行っており、生徒が自分たちの関心や問題について話し合うことで、 コミュニティを形成し、社会に参加する力 を高めています。
また、シドニー大学教育大学院では、博士課程のセミナーで、生徒が参加的な対話と学習を行うことで、博士レベルの学問的な言語を身につけることを目指しています。
このように、参加型の会話中心クラスでは、生徒は自分の声を聞かせることで、 自信や自己表現力を高めるとともに、他者とのコミュニケーションやチームマネジメント能力を向上 させることができます。海外の学校では、このような授業スタイルが一般的になっています。
海外では、 最新テクノロジーの活用に対して積極的 なため、最新の技術を使って授業を行うこともあります。以下では、日本の教育現場ではなかなか体験できない事例をお伝えします。
人工知能やビッグデータを使って、学生の学習過程や成果を分析・個別化 し、生徒一人ひとりの学習効率を高めています。
仮想現実を使って、工業的な技術を安全に学ぶ ことができます。同様の例として、 Arizona State University は、2020年からVRスタートアップのDreamscapeと協力しており、VRを使用して言語を教え、 学生がさまざまな仮想環境で新しい言語で会話 できるようにします。
シドニー大学は、そのネームバリューや ビーチから数分の宿泊施設 だけでなく、 高水準の研究施設 でも有名です。科学のコースを勉強する学生にとっては、たまらない空間でしょう。
スパークと呼ばれる革新的な教育施設 を持っています。スパークは、最先端のテクノロジーと創造的な学習空間を組み合わせたものであり、大人数を収容できる 円形の教室 や、大きなデジタルディスプレイに自分たちの作業を映すことができる アクティブラーニング教室 が特徴です。
以上が、海外の大学の設備が近代的な、最新のテクノロジーに触れることができる学校の例です。
30歳からの海外短期留学は、人生の新たな可能性を広げてくれるチャンスです。まとめとして、渡航前にしっかりリサーチし、自分の目的や予算に合った学校を選び、充実した留学生活を送りましょう!
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/studying-abroad-in-30s-value-1/?sid=1554
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/studying-abroad-in-30s-value-2/?sid=1554
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/studying-abroad-in-30s-value-3/?sid=1554
出典・参考
- collegenp
- acer for education
- hotcoursesabroad
- Wen Ma/ Participatory Dialogue and Participatory Learning in a Discussion-Based Graduate Seminar
余暇プランナー
海外旅行をこよなく愛するライター。学生時代、ヨーロッパへ演奏遠征に出たことをきっかけに、日本国外の世界観にのめり込みました。また、アラサー時代にロンドンで大学院留学を経験(人生初の留学!)したことで、新たな旅の醍醐味を発見。美しい景色や雰囲気を味わうことはもちろん素敵ですが、人や歴史に触れることで「自分にとって新しい価値観」を発見することが本当に楽しいです。現在は、自分の経験を伝えることで誰かの役に立てるのではないかと考え、様々なジャンルで記事を執筆しています。
【社会人の海外留学 Vol.4】カリキュラムの特徴|学校選びのポイントや利用できるサポートとは?