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ハートや星など、ちょっとした小物に刺繍できるようなマークをリボン刺繍で刺せたら素敵だと思いませんか?リボン刺繍といえば花のイメージが強いですが、花以外のモチーフが刺せるようになることで表現の幅がぐっと広がります。
そこで今回は、みんなが大好きなモチーフである「ハートマーク」の刺し方をご紹介したいと思います。たった2回のステッチで簡単に刺すことができるので、花以外のリボン刺繍にも挑戦してみたいという方はぜひ挑戦してみてくださいね。綺麗に刺すポイントとハートの図案も掲載するので、そちらも参考にしてみてください。
それでは早速、ハートマークをリボンで刺してみましょう!
刺したいハートマークの色に合わせたリボンを用意しましょう。今回は王道の赤を使用して刺してみたいと思います。
準備するものについては、こちらの記事に詳細が載っているので参考にしてみてください。
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/ribbon-embroidery-beginners/?sid=1554
好きな布に図案を写していきます。図案の写し方はお好みで大丈夫です。ハートはとても簡単な図案なので、刺したいサイズ感さえ分かるようにしておけば問題ありません。
ハートを刺すために使用するリボンを用意します。今回は情熱を感じさせる赤いリボンにしてみました。先端は玉結びして布から抜けないようにしましょう。リボンの玉止めの仕方は先ほどご紹介した記事を参考にしてみてくださいね。
ハートマークは、ストレートステッチで刺していきましょう。はじめに、左上から下に向かってストレートステッチを刺します。
次に、ハートマークの右側を刺します。リボンはそのまま続けて刺してかまいません。
右上から針を出し、先ほどのステッチに被せるようにして下に向かってストレートステッチを刺します。
ハートマークの刺繍が完成しました! 小さくても存在感抜群でとても愛らしいですね。
他の色で刺してみても可愛いので、ぜひ試してみてください。
綺麗なハートマークを刺すために気をつけたいポイントを2つお伝えします。
リボンを強く引きすぎると、せっかくのハートマークがぺたんこになってしまいます。リボンは優しく引いて、ふんわり刺しましょう。そうすることで、ぷっくりとした見た目のハートマークになりますよ。引き加減の調節は少し難しいので、心配な方は目打ちやトレーサーなど先の細いものを布とリボンのあいだに挟むのがおすすめです。
ハートマークの上部は丸みがありますが、下の部分(先端)は尖っていますよね。そこで、2つめのステッチを刺したあとは少し下方向に引っ張り、形を調整しましょう。少し引っ張ってあげることでリボンがきゅっとすぼみ、より尖っているように見えますよ。ただし、あまり強く引っ張ると形が崩れてしまうので、形を整える程度で大丈夫です。
ここからは応用編です。ハートマークを4つ組み合わせることで、四葉のクローバーの刺繍を刺すことができます。さっそく刺してみましょう。
好きな布に図案を写していきます。図案の写し方はお好みで大丈夫です。
四葉のクローバーを刺すために使用するリボンを用意します。今回は緑色にしました。先端は玉結びして布から抜けないようにしましょう。
先ほどお伝えした方法でハートマークを刺します。
そのまま、時計回りにハートマークを3つ刺していきましょう。ハートマークが全部で4つになりました。
四葉のクローバーの刺繍が完成しました! 幸運を運んでくれるという四葉のクローバー、運気をアップさせたい方はぜひ刺してみてくださいね。
ハートマークに対して、恋愛や愛情のシンボルというイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?ハートマークの起源や歴史は諸説あるのですが、今回はなかでも有力な説をご紹介します。
ハートマークの歴史は、なんと古代ギリシャまで遡ると言われています。かつて、ギリシャの植民地で栽培されていたシルフィウムというハーブがありました。なんと、そのハーブの種がハートの形をしていたというのです。実際に、当時発行されていた銀貨にはハートマークの種が刻印されていたそうです。しかし、残念ながらこのハーブはすでに絶滅してしまっており、もう見ることはできません。
植物の種がどうして愛情のモチーフになったのか、疑問に思いますよね。
これは、中世に入ってハートマークが心臓の象徴として描かれるようになったことに由来しています。たしかに、心臓の形はハートマークに似た形をしていますよね。14世紀半ばから15世紀にかけての絵画では、ハートマーク(つまり心臓)を誰かに捧げるというイメージ図が描かれています。心臓を捧げる図は愛情のメタファーとされ、ときには信仰心を表すこともあったそうです。
日本でも、恋に落ちた時や相手に魅力を感じた時に「心を奪われる」という言い方をしますよね。あの有名なフランシスコ・ザビエルの肖像画にも、よく見るとハートマークが描かれています。探してみてくださいね。
今回は、リボンで作るハートマークの刺し方をご紹介しました。
愛を象徴するハートマーク、大切な方やお子さんのグッズに刺してあげてはいかがでしょうか?
こちらの記事では、刺繍糸で刺すハートマークのワンポイント刺繍をご紹介しています。興味がある方はぜひご覧ください。
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/one-point-embroidery/?sid=1554
余暇プランナー
針仕事をしながらお茶を飲むのが日々の癒し。 ビーズやスパンコールでキラキラなフランスのオートクチュール刺繍に魅せられて、そこからリボン刺繍やフランス刺繍にも手を出し…、手芸用品を見るとついつい財布の紐が緩んでしまうのが悩みの今日この頃。 不器用でも初心者でもハンドメイドを楽しめる、そんな記事を発信していきたいと思っております!
【ハンドメイド】リボンでハートを刺してみよう!作り方とポイントをご紹介