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急峻な山々に囲まれた信州。お米が育ちにくく貴重だった時代、 小麦粉の生地に野菜などの具材を加えて焼いた 「うすやき」が各家庭で作られていました。
具は野菜以外にも、 残ったご飯や煮豆などなんでも ござれ!おやつにもごはん代わりにもなる、昔のおばあちゃんお母さんの知恵から生まれた大切な 伝統食 です。
うすやきで 特に人気の具材はニラ 。ニラは栽培が簡単であることや春から秋まで収穫できることから、 信州の各家庭でよく栽培 されています。
柔らかくて香り高いニラのうすやきは、 おかずにもおつまみにも大人気 ♪
※地域によって、粉を水溶きして野菜を入れて焼いたものは 「せんべい」 と呼ばれています。
【すべての材料】
【薄く広げるのがコツ】
特におつまみに良さそうで ビールが飲みたくなりました ♪お夕飯に一品あると嬉しいですね。
野菜の苦手な 5歳の子どもも「おいしい」と 食べていました。
● 参考レシピ〈農林水産省「うちの郷土料理」〉
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nira_senbei_nagano.html
次は、おやつ風のうすやきです。中信地方に住む親戚が昔 「花豆のうすやき」 をよく作ってくれました。
今回は国内のそば粉の取り扱い最大手、長野県の 「日穀製粉株式会社」さんのレシピを参考に アレンジして作りました。
※今回は市販の金時豆の甘煮を使いました。
【中力粉】
【すべての材料】
お豆自体が甘いので、 好みで生地の砂糖の量は減らしてもよい です。分量通りの砂糖の量で生地は十分に甘いです。
また、もっと お豆を入れたい方は好みで増やしてもOK。 (出来上がりの豆の量の塩梅は上の写真を参考になさってください)
自分好みの味を作れるのが楽しいですね♪
● 参考レシピ〈日穀製粉株式会社〉
https://www.nikkoku.co.jp/recipe/products/wheat-flour/0462.php
日穀製粉株式会社さんのレシピは、蜂蜜などを付けて食べるようです。それも美味しそう!
小麦粉とその日に食べきれなかった余ったごはんを使って作るうすやき を「こねつけ」と言います。おやつや軽食になる、 素朴な郷土食 です。
【すべての材料】
筆者の2歳の子どももぱくぱく食べていました。ほぼ1枚完食する勢い…!
● 参考レシピ〈塩尻市ホームページ〉
https://www.city.shiojiri.lg.jp/site/shokuiku/3380.html
ごはんにもおかずにもおやつにもなるうすやき。
ちょっと疲れたときや、小腹が空いたときに片手でぱくっと食べられる手軽さもいいですよね!
いい意味で適当に作れるので、 お子さんやご家族みんなでわいわい作ってみてください。
信州の郷土料理をみんなで楽しみましょう♪
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。
【簡単】おかずにもおやつにもなる!信州の郷土食「うすやき」の作り方