- 週間ランキング
コロッと可愛い金平糖のような花を咲かせるヒメツルソバは、 タデ科イヌタデ属の多年草の植物 です。 原産国がヒマラヤ のため暑さ寒さに非常に強く、 ほったらかしにしても元気に育つ ためガーデニング初心者でも育てやすいのが特長。
日本には明治時代の頃にロックガーデンに使う目的で持ち込まれました。
葉っぱのV字と這うように育つのが特徴 で、 開花時期は5月~11月 と長く花を楽しめますよ。花色はいちごみるくのような パステルピンクや白色 をしています。群生で開花するとピンクの絨毯みたいで素敵です。
ヒメツルソバの花言葉は 愛らしい、気が利く、思いがけない出会い です。花言葉の由来は、1mmほどの小さな花が固まって咲くので愛らしい花言葉になりました。
ヒメツルソバは一年を通じて様々な姿を見せてくれます。開花時期はピンクの花が咲き、寒くなってくると葉が赤く綺麗に紅葉しますよ。季節によって変化するので、飽きさせないことから気が利くや思いがけないの花言葉の由来になりました。
ヒメツルソバは這うように伸びていくので、 庭の雑草防止や狭いスペースを埋めるグランドカバー に向いています。繫殖力が強く病害虫の影響をあまり受けないため、どんどん増えて広範囲をカバーできますよ。
また、ヒメツルソバは 水耕栽培でも育てることができる ので、家の中でも楽しめますよ。日当たりと風通しがよい明るい窓辺で育てましょう。
ヒメツルソバの活用方法はグランドカバーだけではなく、 ドライフラワー にも使えます。ヒメツルソバの花はほかの花に比べて小さめなので、 レジン液でアクセサリーを作ったりハーバリウムのボールペンの材料にしても可愛い です。
また、ヒメツルソバのドライフラワーを瓶に敷き詰めると、おしゃれなインテリアになるのでおすすめですよ。
暑さ寒さにとても強く、パステルピンクの可愛い花を咲かせてくれるヒメツルソバは、ガーデニング初心者でも本当に簡単に育てることができます。気を使わないで育てられるのは嬉しいですね。
ヒメツルソバの置き場所や剪定など詳しい育て方をご紹介します。
ヒメツルソバは日が当たる場所であれば、どこでも育てられます。 明るい日陰から日光がガンガン当たる日向まで置き場所を選びません。 花付きを良くしたい場合はよく日光に当てましょう。よく日光に当たったヒメツルソバは寒くなると紅葉しますよ。
風通しがよい場所だと、病害虫の心配がないので安心です。
鉢植えで育てる場合は 、鉢の土が乾いたら鉢底から水が出るぐらいたっぷりと水やりをします。 開花時期になると水を必要とするので、 葉が萎れてきたら様子を見て水やりしましょう。 真夏は乾燥しやすいので涼しい朝か夕方に2回水やりします。
地植えの場合は、植え付け直後は成長し始めるまではこまめに水やりをし、葉が成長し始めた後は雨に任せてしまって大丈夫です。日照りが続いて乾燥が続くなら水やります。
ヒメツルソバは基本的に土質を選びません。強いて言うなら 水はけがよい土がいいでしょう。 ほかの植物が問題なく育っているなら元気に育ちます。 腐葉土を混ぜ込んでおくとよいですね。
鉢植えに使う土は 市販の花と野菜の培養土 を使うと手間がかからないです。土にこだわりたくて自分で配合する場合は 赤玉土小粒6:腐葉土4 で混ぜ合わせます。
肥料ですが、ヒメツルソバはあまり肥料を必要としません。肥料を与えすぎてしまうと、逆に花付きが悪くなってしまいますので気を付けましょう。植え付けの時に緩効性化成肥料を混ぜ込んだ後は追肥は必要ないです。
繫殖力旺盛なヒメツルソバは、放置してしまうと庭中ヒメツルソバだらけになります。 冬以外の季節
ならいつでも選定できる ので、邪魔になったり増えすぎた場合は思い切って刈り込んでしまいましょう。
切った後のヒメツルソバは地面に置いておくだけで簡単に増やすことができるので、増やしたい場所に剪定したヒメツルソバを置いておくとよいですね。
関東などなら特に冬越しは必要ないです。 ヒメツルソバの耐寒性は-5℃ なので特に冬越しの準備は必要がなく、 真冬も外に置いたままで大丈夫 ですよ。霜に当たると地上部はいったん枯れて春になるとまた芽吹くので様子をみます。
霜に当てたくない場合は寒冷紗を被せておくと安心 ですよ。寒冷紗は100円ショップでも手に入るので手軽に使えますね。
寒冷地などでは、鉢に移して室内か日当たりのよい場所で冬越しさせたほうがよいでしょう。
ヒメツルソバは病害虫の被害にとても強いです。ですが、乾燥が続いてしまうと ハダニやアブラムシ の被害にあってしまいます。対処法として植え付けの時にオルトランを撒いておくか、見つけ次第駆除しましょう。
梅雨の時期など高温多湿になると発生しやすいのが、 灰色カビ病 です。土壌の菌が植物の中に入ってしまい最終的には悪臭を放ち枯れてしまいます。
カビ菌に感染してしまった株は復活しないので、症状が出ている株を取り除いておきましょう。
ドライフラワーやグランドカバー、寄せ植えなどに使えるヒメツルソバは、ほったらかしにしても元気に成長してくれますよ。日当たりがよい場所で邪魔になったら剪定をしっかりしておけば、毎年可愛らしい花を咲かせてくれます。耐寒性が高いため冬越しも外でできるのも嬉しいですね。
この秋は手間がかからないヒメツルソバを育てて、おしゃれな庭を作ってみましょう。
余暇プランナー
園芸店で1つのサボテンに出会ってから、多肉植物の魅力にどっぷりハマってしまった茨城在住の主婦です。 多肉植物を育て始めて4年目を迎え、気が付いたら150種類以上の多肉植物と猫2匹と暮らしています。 季節の花と多肉植物を育てながら 今まで育てた経験を生かし、ガーデニングの魅力をお伝え出来たらいいなと思い、植物系ライターを始めました。植物の育て方や寄せ植えの仕方、トラブルの対処方法について執筆していきたいと思います。
【ガーデニング】可愛いピンクに癒やされる♪ ヒメツルソバの花言葉や育て方のご紹介