- 週間ランキング
この時期に植え付けなくてはいけない、という絶対的な決まりはありませんが、 夏苗の植え付けはできれば梅雨入り前までに終わらせておくのがベター。
気温が夏より低い梅雨入り前までに植え付けを行うことで、根が成長して暑さにより強い状態で夏を迎えることができますよ。
春の園芸店には、夏前に枯れる「春苗」と、秋まで長く咲く「夏苗」の2種類が並びます。
しかも、春苗・夏苗、ともに開花している株がほとんどです。
購入時に開花時期を間違えやすいのが、落とし穴。
間違えないためにも、 店頭のポップや苗のタグを活用 しましょう。
わからない場合は、店員さんに聞いてみることをおすすめします。
花を長く楽しむためには、風通しの確保がとても大切です。 植え付けるときの間隔は広めに取るようにします。
育てる花の大きさにもよりますが、 少なくとも20cm くらいは、苗と苗の間を開けてあげましょう。
横に広がるタイプの花でしたら、40cm〜60cm程、間を開けると安心です。
風通しが悪いと、植物は蒸れ、弱ってしまいます。
植え付け時は、隙間がさみしいように感じますが、少し経てば大きく育つので、グッと堪えましょう。
マルチングとは、地表面を資材で覆うことです。 (写真は土表面に水苔でマルチングをした様子)
夏は、想像以上に土が乾きます。さらに、水やりによる土の流出で、根が地表面に晒され、直接暑さにあたってしまい、弱ってしまうことも。
鉢植えなら水苔や、ココヤシファイバーでおしゃれに土を隠しましょう。地植えなら、培養土を株元に被せることで、効果を期待できますよ!
ペチュニアは、暑さに強い反面、 雨にあたると花が痛み、株が蒸れてしまうという性質があります。
雨に強い品種も出ていますが、鉢植えで育ててあげるのがおすすめです。
涼しげな白い花やオシャレなアンティークカラーなど、個体差があるので、お気に入りを見つけてくださいね。
【植え場所】日向
【土】水捌けの良い土
【草丈】20cm〜30cm
【ポイント】液体肥料を週1回与えてあげると、花の色・花の数が増えます。
梅雨前に、株の半分くらいをバッサリカットすると、蒸れ対策と花数を増やすことができます。
暑さに負けず、小さな小花をたくさん上げてくれるバーベナは、流通も多く、ホームセンターで出会える確率大。
上に伸びるタイプ(立ち性)と横に広がるタイプ(這性)があり、 特に横に広がるタイプを鉢植えにすると、鉢の縁から垂れ下がるように咲いてくれます。
乾燥にも強いため、夏庭の強い味方に。
【置き場所】日向
【土】水捌けの良い土
【草丈】20cm〜100cm程
【ポイント】 多湿を嫌いますので、風通しを意識しましょう。
鉢植えならば、鉢の下にレンガやスノコなどを敷き、鉢下の風通しも確保します。
半日陰でもよく育つ、華やかさ抜群のサンパチェンス。花の大きさは約6cm。肥料を切らさないようにすると、ぐんぐん大きくなります。
花柄摘みも簡単で、萎れた花を根元からプチっと切り取るだけ。 水切れにだけ気をつけるようにしましょう。
【置き場所】日向〜半日陰
【土】水捌けの良い土
【草丈】40cm〜100cm
【ポイント】直径30cmの大型の鉢に植えます。
こんもりと広がるので、 鉢の置き場はゆとりのある場所にする と成長しやすくなりますよ。
枯れ姿まで美しいセンニチコウは、ドライフラワーとしても大活躍。
小さなタイプは20〜30cmほど、大型品種は70cmほどまで背が高くなります。
特徴的なのは ユニークな花の形 。色も白・紫・赤・ピンク・オレンジと豊富です。
花の感触はカサカサしており、花柄摘みもほとんど必要ありません。
【植え場所】日向
【土】水捌けの良い土
【草丈】30cm〜70cm
【ポイント】 多湿が苦手。 乾燥気味に育てると、茎がしっかり育ちます。
全体的に花が茶色くなってきたタイミングで切り戻しをすると、新しく芽が育ち、再び開花が楽しめますよ。
百日草とも書くジニアはその名の通り、初夏から秋まで絶えず花を楽しませてくれます。
ニュアンスカラー、ナチュラル感満載なグリーン系、黄色や赤のビタミンカラーと色も非常に豊富。お気に入りを見つける楽しみもありますよね。
小型品種は草丈が30cm程。 花壇の縁取りに使えば、立体的な花壇になりますよ♪
【植え場所】日向
【土】水捌けの良い土
【草丈】30cm〜100cm
【ポイント】 苗を植え付ける時は、根が土を抱えている部分(根鉢)を崩さないように植え付けます。
液体肥料を週1回ほど与えることで、次々と開花してくれます。
小学校の花壇でもよく見かけるマリーゴールドは、花壇や畑の守り神。
マリーゴールドを植えることで、防虫効果を期待できます。
特にセンチュウという、植物の根に寄生する害虫を駆除する効果があるとされていますよ。
【植え場所】日向
【土】水捌けの良い土
【草丈】30cm〜100cm
【ポイント】花柄摘みをこまめに行いましょう。
枯れた花をそのまま放置すると、茎や葉に張り付き、病気の発生要因となることも。 花が萎れて来たタイミングで切り取る ことで、次の開花に繋がります。
立ち性タイプと、這性タイプの品種があります。
選ぶと良いでしょう。
実は我が家は、年間を通じて、半日陰〜日陰の花壇。トレニアには毎年お世話になっています!
【植え場所】日向〜日陰
【土】水捌けの良い土
【草丈】10cm〜30cm
【ポイント】這性トレニアは、広がった先で根を張ることもあります。発根していたら、優しく移植することもできます。
立ち性トレニアは、 花つきが悪くなって来たタイミングで、株の半分ほどで切り戻してあげる と、再び開花を楽しめます。
コリウスは葉を楽しむ、リーフプランツです。 ホームセンターや園芸店でも手に取りやすく、値段も手頃。葉色も豊富なので、庭の雰囲気に合わせながら選ぶことができますよ。
日向はもちろんですが、なんと言っても半日陰〜日陰でも育てられるのが、コリウスの持ち味。
ただ、リーフプランツとはいえど、花も咲かせます。その場合、花に栄養を持っていかれてしまうので、 こまめに花芽を摘んであげると、長期間葉色を楽しむことができますよ!
【植え場所】日向〜半日陰
【土】水捌けの良い土
【草丈】30cm〜70cm
【ポイント】大型品種と、小型品種があります。花壇や植えたい鉢に合わせて選びましょう。
大型品種も、購入時は直径10cm程の小さな苗で販売されています。店頭のポップや苗のタグを確認し、好みのサイズを購入しましよう。
公園やマンションの外構花壇、歩道など、日本全土に分布しているヤブランは、「見たことある!」と感じる方も多いでしょう。
ヤブランは常緑の多年草なので、一度植え付けたら一年中楽しむことができます。
夏〜秋にかけて、花を咲かせてくれます。 日陰の庭でもよく育つ ので、日陰花壇の名脇役、なんて言われることも。
【植え場所】日向〜日陰
【土】水捌けの良い土
【草丈】30cm程
【ポイント】一度植え付けたらほとんど手入れは入りませんが、 早春の頃に古い葉を切り取りましょう 。
新しい葉が生えてくるので、綺麗な葉を楽しむことができますよ。
今回、暑さに強い花をご紹介しましたが、年々地球の気温は上がりつつあり、植物にも厳しい環境になってきています。
過度に期待せず、秋まで花が見られたらラッキーだな、くらいの気持ちで楽しみましょう。
余暇プランナー
ガーデニングが大好きな主婦、みほです。小さな庭と朝時間という、YouTubeチャンネルを運営しています。仕事、子育ての傍ら、毎朝ガーデニングに勤しむ日々。3坪ほどの小さな庭は、毎シーズンお花を買いすぎて大爆発(笑)。それでもお花を増やすことを止められません。ガーデニングを一度挫折した経験もあります。初心者でもガーデニングを楽しみながら続けられる、そんな記事を目指して執筆していきます。
春に花を買うなら夏の花がおすすめ♪ 育てやすい花と植え付けポイント