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水引は祝儀袋などに使われている飾りひものこと。
主に結婚祝いやお見舞いなどで使われることが多いです。しかし最近ではアクセサリーやインテリアなど様々な場面で取り入れられるようになってきました。
水引はネット通販や100円ショップ、ホームセンターなど色々なところで買うことができます。たっぷり入ってリーズナブルなので、手が届きやすいものばかり。
水引はまっすぐな状態で買うことができるのが一番。 丸まっているものは折れていたり、痛んでいたりしないかを確認しておきましょう。
100円ショップで買うことができる水引は、単色やカラフルな色の水引セットなど。丸く巻いて売られているので、 お試しで使ってみたい人におすすめ。
ネット通販では好みの色や組み合わせなど様々なバリエーションから選ぶことができます。 届いてみなければクオリティが分からないので、いくつか試してみましょう。
アクセサリーや難しい結び方をしようと思っている時は専門店がおすすめ。 圧倒的に品質がいいです。慣れてきてもっと色々な作品に挑戦したくなったら探してみましょう。
今回はすべて100円ショップの水引を使っています。 少し折れやすいですが、作るときに大きな問題はありません。
買ってきた水引をそのまま使うよりも、少し準備をしてあげることで作りやすくなります。 また、作るときのポイントを押さえておくことで形を整えるのもスムーズになるので参考にしてください。
水引を使う時にとても大切なステップです。
水引を指の腹で2~3回しごいてあげましょう。 親指と人差し指ではさんで、親指の腹で水引を押しながら指を滑らせます。
指でしごくことで水引が柔らかくなり使いやすいです。丸くまとめて袋に入っている水引はしごくことで向きがそろいますよ。
水引を穴に通したら、一気に締めずにある程度形になるまでおいておきます。ある程度全体の形ができたら、 両端から交互に引っ張り少しずつ締めていきましょう。
ねじれたところも少しずつ整えていくことで形がそろってきれいに仕上がります。
水引を結んでいくうちに先がずれてしまいます。 穴を通すときには先端を整えましょう。 3本や5本と数が多くなるとさらにこんがらがってしまいます。丁寧に整えながら進めることで仕上がりが変わります。
叶結びは願いが叶うといわれる結び方 。結び目の表がロ型、裏が十字型になる結び方です。髪飾りのひもの結び方などでよく使われますが、今回は箸置きにしてみました。
叶結びでリボンを作ってみましょう。
どちらも2本の水引を使って作ります。あまり短いと足りなくなってしまうので、30cmくらいがおすすめ。
まずは輪を2つ作ります。 まず右側に輪を1つ。左にのびている水引で左側の輪を作りましょう。
左手で作った水引の2つの輪を縦にして、真ん中を持ちます。
上側になった輪に上向きの水引を通し裏に回します。 回した水引を人差し指に巻きつけて、そのまま下の輪に通してください。
水引は手前に出てきます。
もう一本の水引の端を後ろに回して人差し指に巻きつけます。そのまま前に回しましょう。
また下に来ている水引に戻ります。水引の端を整えて上向きに。
まず、もう一方の水引の上、上側の輪の手前側の水引の下を通ります。
和と和の間にロの形ができていることを確認。 できていれば正解です。
まだ人差し指に巻きつけたまま少しずつ水引を引いて締めていきます。
左右の水引の端を交互に少しずつ引いて締めていきましょう。1~2回引いたら人差し指を抜きます。
リボンの形が見えてきたら今度は4方向から引き締め。
引っ張る水引は左のリボンの先、右の先、右の輪、左の輪。左のリボンの先から反時計回りに少しずつ外側に水引を引きます。
和の大きさとロの形が整ったら完成。 最後に端の水引を切って長さをそろえましょう。
水引の梅結びをアレンジした箸置き。華やかで水引らしい作品に仕上がります。
複雑に見えますが、一つずつ丁寧に仕上げていくとうまくいきますよ。
最後に水引をまとめるとき用に、ワイヤーや接着剤があれば用意しておきましょう。今回はもう1本別の水引でまとめます。
まずは輪を順番に3つ作ります。 1つ目の輪、2つ目の輪は水引が上に来ています。
2つ目の輪を作ったら水引はスタートの水引の下を通ります。
3つ目の輪を作ったら水引を上、下、上、下と交互にくぐらせましょう。手を一度離しても形が崩れません。
まずは左端の水引をすべて輪の下に。
右側の水引はすべて輪の上に来るようにします。
右側の水引で4つ目の輪を作ります。左側の水引の下をくぐらせましょう。
左端の水引をを写真の通り上、下、上をくぐらせます。 これで5つの輪が完成します。
少しずつ全体を引き締めて形を整えましょう。 ねじれている水引も少しずつ整えてください。色違いの水引を使っている時は色の配置がずっと変わらないようにしましょう。
仕上がりがとてもきれいになります。
引き締めると梅結びのような花びらができあがり。 花びらの真ん中を押して丸みをつけておきます。
後は左右の水引をまとめて結ぶだけ。 ワイヤーがあれば使いますが、今回は余った水引を使います。
まず、水引の一方を束に沿わせ、もう一方は輪を作ります。
輪の根元から水引の束にぐるぐると4~5回巻きつけてください。巻きつけたら作った輪の中をくぐらせます。まっすぐな方を引くと、輪が引っ張られて巻きつけた水引を留めてくれます。
ゆるいなと思ったら接着剤で固めましょう。
最後に結んだ水引と束の端を切って長さをそろえてください。 これで完成です。
誰でも簡単にかわいくできる水引の箸置き。余っている水引を束にして作ることもできます。
1本は最後にまとめるために使います。
束ねる水引は同じ色がよいですが、赤と白などおめでたい色の組み合わせも素敵ですね。
まとめるための1本残して、水引をまとめます。
そのまま輪を作り、両端は長めに左右に出しましょう。
輪が重なるところで片方の端をもう片方の端にくぐらせます。
重なったところをもう一本の水引でまとめます。 まとめ方は梅結び風の箸置きの最後の部分と同じです。
最後に余分な部分をカット。 全体を整えて完成です。
とても簡単なので、色違いでたくさん作っても楽しいですよ。
水引の小さな箸置きですが、コツをつかむまで少し時間がかかります。
しかし、丁寧に少しずつ進めていく作業はとても心地がいいですよ。
水引を結ぶことは、人と人とを結びつけるという意味もあります。 食事をする人を思い浮かべながら作ってみましょう。水引で作る意味がさらに深まります。
コツをつかむと複雑な形にもチャレンジしたくなります。色々な形を作って、水引の魅力を感じてください。
余暇プランナー
ハンドメイド作家歴9年。 イラストを描くことが好きで、オリジナルイラストを使ったグッズやワークショップをしています。minneとCreemaを中心にネット販売も数年前から始めました。多くのお客様に作品をお届けできていることをうれしく思っています。県内のイベントにも年10回ほど出店しています。ハンドメイド販売の楽しさやポイントなどをお伝えできたらと思っています。