食品ロスをお得に変える!「Too Good To Go」が広げる“生活者・店舗・地球”の三方よしの輪
食品ロス削減推進法により、10月は「食品ロス削減月間」として定められており、まだおいしく食べられる食品を、捨てずに生かす取り組みが広がっています。
デンマーク発のフードロス削減アプリ「Too Good To Go(トゥー・グッド・トゥ・ゴー)」は、2026年1月に日本でサービスを開始し、半年足らずで登録ユーザー数60万人を突破しました。
余った食品を原則半額以下の「サプライズバッグ」として提供し、生活者・店舗・地球の“三方よし”を目指す同サービス。
今回は、その循環モデルや国内店舗での導入事例をご紹介します。
「Too Good To Go」が実現する食品ロス削減の新たな循環モデルとは
日本では、まだ食べられる食品が大量に廃棄される「食品ロス」が社会課題となっています。
環境省が公表したデータによると、日本の年間食品ロス量は約461万トン。
そのうち、売れ残りや期限切れなどによって発生する事業系食品ロスは約237万トンに上ります。
こうした食品ロスの削減に向けて、新たな選択肢を提供しているのが、デンマーク発のフードロス削減アプリ「Too Good To Go(トゥー・グッド・トゥ・ゴー)」です。
同サービスは、余った食品に新たな価値を見出し、食品廃棄物のない社会を目指すサービスとして、世界20カ国で展開。
世界では1億2,000万人以上の登録ユーザーと20万以上の加盟パートナー企業を抱え、これまでに累計6億食以上のフードロス削減に貢献してきました。
日本では2026年1月に正式ローンチされ、半年足らずで登録ユーザー数60万人を突破するなど、急速に利用が広がっています。
最大の特徴は、店舗で余ってしまった食品を福袋のように詰め合わせ、原則半額以下で提供する「サプライズバッグ」という仕組み。
パン屋や弁当屋・コンビニ・スーパー・カフェなど、幅広い店舗が参加しており、利用者は通常よりもお得な価格で食品を購入できるだけでなく、中身を開ける楽しみも味わえます。
一方、店舗側は日によって変動する余剰食品を柔軟に組み合わせて販売でき、これまで廃棄していた食品を新たな収益につなげることが可能。
個々の商品を値引きするのではなく、詰め合わせとして販売することでブランドイメージを保ちながら、新規顧客の獲得や廃棄コストの削減も期待できます。
さらに、食品の廃棄を減らすことは、温室効果ガスの排出抑制や、水・土地などの資源の有効活用にもつながります。
このようにToo Good To Goは、生活者には「お得で楽しい買い物」、店舗には「廃棄削減と新たな収益」、地球には「環境負荷の軽減」というメリットを生み出す“三方よし”の循環モデルを構築。
食品ロス削減を特別な活動ではなく、日常の買い物を通じて誰もが気軽に参加できる取り組みへと変えているのです。
「Too Good To Go」の国内導入事例!ドーナツ店では廃棄がほぼゼロに
日本国内でも「Too Good To Go」の導入が進んでおり、食品ロス削減だけでなく、店舗の売上向上や新規顧客の獲得につながる事例が生まれています。
ドーナツのテイクアウト専門店「いちふじドーナツ」では、日によって売れ行きに差があり、製造数を減らすと商品の選択肢が狭まる一方、売れ残った商品を廃棄することにも課題を感じていました。
そこでToo Good To Goを導入し、通常1個300〜450円のドーナツを3〜4個詰め合わせて500円で販売。
計画的に出品した商品はすぐに売り切れ、当日に追加出品した分も約30分以内に完売する日がほとんどだといいます。
同店によると、導入後の食品廃棄はほぼゼロになり、購入者の90%以上がそれまで店舗を知らなかった新規顧客とのこと。
食品ロス削減に加え、新たな来店機会の創出にもつながっています。
また、代々木上原のおにぎりと惣菜のテイクアウト専門店「一食」でも、Too Good To Goを活用。
保存料などを添加していないおにぎりは当日中しか販売できず、天候などによって売上予測が大きく外れてしまうこともあったのだとか。
同店では通常1個260円のおにぎり4個を520円で提供し、導入後は大量の食品ロスが発生する日がなくなったといいます。
アプリを通じた売上も月5,000〜6,000円ほどあり、サービスの利用をきっかけに通常の商品を購入する新規顧客も生まれているそうです。
さらに、個人店だけでなく、大手スーパーやコンビニエンスストアでも導入が広がっています。
生鮮市場「アキダイ」では等々力店、松原店、高井戸店、府中店で、通常1,000円相当の野菜や果物の詰め合わせを500円で販売。
「スーパーバリュー」では全店舗で惣菜や食品などの一部商品を50%オフで提供しています。
また、駅ナカコンビニ「NewDays」では一都三県の約160店舗(一部店舗を除く)で、パンの詰め合わせを通常価格の半額以下で販売。
コンビニ大手の「ローソン」でも、2026年8月末時点で首都圏の10店舗に導入。おにぎりや弁当、サラダ、惣菜、デザートなど、さまざまな商品を対象に、半額以下で提供しています。
これまで廃棄されていた食品を、必要とする人へお得な価格で届ける「Too Good To Go」
食品ロス削減を身近な買い物から実践できる仕組みとして、今後さらに多くの店舗や生活者へ広がっていくことが期待されます。
サービス詳細
●Too Good To Go(トゥー・グッド・トゥ・ゴー)
価格:無料
対応OS:iOS、Android
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/too-good-to-go-%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%82%92%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%88%E3%81%86/id1060683933
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.app.tgtg&hl=ja
※Too Good To Go Japanでは、共にフードロスの削減に取り組み、ビジネスの持続可能性を高めたいパートナー店舗を募集中
パートナー登録:https://www.toogoodtogo.com/ja/surplus-food-marketplace#form