ファミリーマートがSCAJ2026でコーヒーの新たな挑戦を紹介!「プレミアムモカ」の魅力や生産国を支える取り組みとは
株式会社ファミリーマートは、東京ビッグサイトで開催中のアジア最大級のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ World Specialty Coffee Conference and Exhibition 2026(以下、SCAJ2026)」にて「FAMIMA CAFÉ メディア向けトークセッション」を実施しました。
会場には、同社の商品本部 ファストフーズ部 カフェ・スチーマーグループの松田香織さんと、世界大会で優勝経験を持つバリスタの粕谷哲さんが登壇。
新型コーヒーマシン導入後の売上動向や、希少なエチオピア産モカ豆を使用した「プレミアムモカ」の開発秘話に加え、コーヒー生産国への支援など、ファミマカフェの新たな取り組みについて紹介しました。
新型コーヒーマシン導入で売上好調!世界大会優勝のバリスタ・粕谷哲が語る「プレミアムモカ」のこだわり
「SCAJ2026」は、世界各国のコーヒー生産者や関連企業、バリスタなどが集結する、アジア最大級のスペシャルティコーヒーイベント。
ファミリーマートは2022年に大手コンビニエンスストアとして初めて出展し、今回は2024年以来、2年ぶりの出展となりました。
今回のトークセッションには、株式会社ファミリーマート 商品本部 ファストフーズ部 カフェ・スチーマーグループの松田香織さんと、2016年の「World Brewers Cup」でアジア人初の世界王者に輝いたバリスタの粕谷哲さんが登壇。
トークセッション前半では、2026年6月に全店導入が完了した新型コーヒーマシンの特徴や「FAMIMA CAFÉ」の売上動向について紹介しました。
新型コーヒーマシンには、コンビニ業界初となる挽き方調整グラインダを搭載。
従来の1段階から9段階へと豆の挽き分けが可能になり、メニューに合わせて最適な粒度に調整することで、それぞれのコーヒーが持つ味わいを引き出せるようになったといいます。
新型コーヒーマシンの共同開発に携わった粕谷さんは、
「この抽出において、最も重要なポイントというのは、均一な抽出をするということ。それができないと、一部のコーヒーからは成分が取り出されすぎて苦くなったり、えぐくなったり、一部からは取り出されなくて酸っぱい味になってしまいます。」
と説明。
新型マシンではお湯の注ぎ方も見直し、コーヒー粉全体に均一にお湯がかかる仕組みを採用することで、より安定した味わいを実現したと語りました。
こうした改良や商品展開の効果もあり、松田さんは「FAMIMA CAFÉ」の2026年度売上について、前年比約120%を見込んでいると説明。
好調を支える商品の一つとして挙げたのが、2026年7月14日に発売された「プレミアムモカ」です。
同商品には、エチオピア・イルガチェフェ産の最高等級「G1」のモカ豆を100%使用。
エチオピア産コーヒー豆全体の収穫量の1%にも満たない希少な豆を使用しており、華やかな香りとフルーツのような明るい酸味が特徴となっています。
開発には約2年を費やし、豆の選定から焙煎方法、抽出レシピまで粕谷さんと共同で検討。
通常のブレンドコーヒーと比較して約1.3倍の豆量を使用し、蒸らし時間も約1.1倍に延ばすなど、贅沢な仕様を採用しました。
粕谷さんは味づくりについて、
「一口飲んでもう一口飲みたくなる、一杯飲み終わったらもう一杯飲みたくなるような後味の心地よさ。そういったところを一番味づくりにおいて重要視しています。」
とコメント。
エチオピアモカ特有のフルーティーな個性を残しながらも、焙煎をやや深めることで熟した果実のような甘さを引き出し、飲みやすさとの両立を追求したといいます。
コーヒー専門店だけでなく、全国のファミリーマートで本格的な味わいを楽しめるようにすること。
粕谷さんの「毎日飲んでも飽きないコーヒー」を目指す思いが「プレミアムモカ」の一杯に込められています。
「プレミアムモカ」の楽しみ方とおすすめペアリング商品
トークセッション後半では、粕谷さんと松田さんが「プレミアムモカ」を実際に試飲したほか、ファミリーマートの商品を組み合わせたおすすめのペアリングや、コーヒーの未来を見据えた生産国支援について紹介されました。
粕谷さんは「プレミアムモカ」を飲んだ感想を聞かれ、
「自分たちで作ってるので、恥ずかしいですがおいしいですね。飲む前にカップから漂ってくる甘い香り、そのエチオピアモカらしい香りを、まずは体験してもらいたい。あとは後味の良さですよね。甘い余韻がいつまでも残る。そういったおいしさを感じます。」
と「プレミアムモカ」のおいしさについて解説しました。
その後、ファミリーマートの商品とのペアリングについて聞かれた粕谷さんは「もちっとつぶあんドーナツ」をおすすめの商品として紹介。
コーヒーの香ばしさとドーナツの油分、モカ特有の甘さとあんこの甘さが調和することから、おすすめの組み合わせだと説明しました。
また、松田さんは「たっぷり4種のフルーツケーキ」を紹介。
「パウンドケーキの中にフルーツが入っておりますので、そこのフルーティーさとモカのフルーティーさがぴったり合って、本当に口の中でマリアージュを感じるような味わいが体験できると思います。」
と、その魅力を語りました。
さらに、粕谷さんが意外な組み合わせとして紹介したのが、梅おむすび「手巻 紀州南高梅」です。
「意外とエチオピア系のコーヒーと梅のおにぎりって合うんですよ。エチオピアのコーヒーは酸味が結構強めにあるのですが、それと梅の酸味はマッチするんです。」
と説明し、コーヒーと身近な食品を組み合わせる新しい楽しみ方を提案しました。
ファミリーマートが取り組むコーヒー生産国への支援
続いて話題は、気候変動によってコーヒーの生産環境が変化し、2050年までに栽培に適した土地が大幅に減少する可能性がある「コーヒー2050年問題」へ。
ファミリーマートでは、コーヒー豆の安定供給だけでなく、生産地で暮らす人々の生活を支えるため、エチオピアへの支援を継続しています。
松田さんは現地を訪れた経験を踏まえ、
「コーヒーの生産環境だけではなく、現地で暮らす方々や、未来を担う子どもたちへの支援が必要だと思いました。」
と、支援に取り組む背景を説明しました。
同社は2024年から現地の学校におけるトイレや手洗い場の整備などを支援しており、2025年にはコーヒー農園へ約6万本の苗木を寄贈。
2026年には、収穫したコーヒーチェリーを乾燥させるための棚「アフリカンベッド」21台に加え、収穫かごや剪定ばさみなども提供しました。
さらに今回、コンビニ業界初となる「カッピングコンテスト」を実施したことも紹介。
カッピングとは、コーヒー豆の香りや酸味、甘み、後味、バランスなどを総合的に評価する方法で、コンテストでは優れた品質のコーヒーを生産した農園を表彰しました。
松田さんは、コンテストの目的として、生産者のモチベーション向上、生産地との長期的な関係構築、品質へのこだわりの発信という3点を挙げています。
これについて粕谷さんは、
「すごくいい取り組みだなと思いますし、僕自身、コンビニでここまでやれるんだなというのはすごいなと思いました。」
と評価。
さらに、生産者にコーヒーの品質に対する適切な評価やフィードバックを届けることが、生産者の意欲向上や、持続可能なコーヒー生産につながると強調しました。
実際に会場で「プレミアムモカ」を試飲させていただきましたが、華やかな香りに加え、優しい苦味と酸味が感じられ、ブラックのまま楽しみたい一杯となっています。
7月の発売以来、累計販売数150万杯を達成した「プレミアムモカ」を、ぜひこれからの季節に楽しんでみてはいかがでしょうか。
プレミアムモカ:https://www.family.co.jp/goods/cafe/0210652.html