“歯で開ける”負のイメージを払拭!10年以上の試行錯誤で誕生した魚肉ソーセージ「1秒OPEN」とは
魚肉ソーセージといえば、かつてはフィルムを“歯で噛んで開ける”姿もよく見られ「開けづらい」というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。
そんな魚肉ソーセージの開封時のストレスを減らすため、Umios株式会社では長年にわたり包装の改良を重ね、開けやすさと安全性を両立した「1秒OPEN」を開発。
フィルムをつまんで引っ張るだけで、歯や包丁を使わず簡単に開封できる仕組みとなっています。
今回は、魚肉ソーセージの“開けづらい”という負のイメージを変えた「1秒OPEN」の開発背景や、開封技術に込めた想いについて、Umios株式会社 チルド食品事業部 課長役の上山光洋さんにお話を伺いました。
“開けづらい”の声から改良を重ねた魚肉ソーセージ「1秒OPEN」
昭和30年代後半(1960年代)頃には、フィルムを歯でねじって開ける姿もよく見られ、パッケージに「歯で開けないでください」と表示することもあったのだとか。
一方で、消費者からは「開けづらい」という声も多く寄せられていたそうです。
そこでUmiosでは、魚肉ソーセージをより簡単に開けられるよう、包装の改良に着手。
1986年には、赤いシールを引っ張ることで開封できる「イージーオープンテープ」を採用した魚肉ソーセージを発売しました。
当時の状況について、Umios株式会社 チルド食品事業部 課長役の上山光洋さんは、
「当時は(イージーオープンテープは)画期的ではあったものの、途中で切れることもあり、必ずしもストレスフリーとは言えない面もありました。」
と振り返ります。
その後も改良を続け、フィルムをくるっと回すことで、どこからでも手で簡単に開けられる「くるんパック」を開発。
しかし、単純に開けやすくすればよいわけではありません。
手で簡単に開けられる一方で、店頭に並ぶまでの流通過程で勝手に開かない密閉性も求められることから「開けやすさ」と「安全性」を両立させることが大きな課題だったといいます。
社内外で長年にわたって試行錯誤を重ね、2009年に「くるんパック」の商品化に至りました。
さらに開封方法をシンプルに進化させ、外装フィルムをつまんで引っ張るだけで切れ目が入り、ハサミなどを使わず手指だけで開けられる現在の「1秒OPEN」が誕生。
開発時には社員だけでなく、外部モニター約600人を対象に開封テストを行い、本当に1秒で開けられるのかを検証。
さらに落下テストや北海道から九州までの輸送テストも実施し、開けやすさだけでなく「輸送中に開封されない安全性」も確認。
こうした検証を経て、2015年に「1秒OPEN」を採用した商品が発売され、現在に至っています。
「1秒OPEN」に込めた“魚肉ソーセージの価値を見直してほしい”という想い
長年にわたる試行錯誤を経て誕生した「1秒OPEN」は、単に魚肉ソーセージを開けやすくするだけではなく、これまで抱かれてきた“開けづらい”という負のイメージを払拭するための取り組みでもあります。
包装フィルムのつなぎ合わせ部分を立ち上げ、そこをつまんで引っ張るだけで開封でき、開けた後はソーセージの先端をむくようにして取り出すというシンプルな仕組み。
歯や包丁を使う必要がなく、手指だけで簡単に開けられる点が大きな特徴。
「1秒OPEN」を採用している商品には専用のマークが付けられており、パッケージから確認することができます。
開封技術の改良に込めた想いについて、上山さんは、
「開封技術の刷新は10年以上の試行錯誤の末にたどり着いたもので、開けづらいという“負のイメージ”を払拭する取り組みでした。また、開封のストレスを減らし、魚肉ソーセージをもっと手軽に食べて欲しいという想いも込められています。そのため、『1秒OPEN』は便利さだけでなく、魚肉ソーセージそのものの価値を見直してもらうための工夫でもあります。」
とコメント。
「1秒OPEN」の開発には、開封時に感じるちょっとしたストレスを減らし、魚肉ソーセージをより身近な食品として楽しんでもらいたいという想いが込められているのです。
近年では魚肉ソーセージについて「高たんぱく・低脂質でヘルシー」といったポジティブなイメージへと変化し、2022年1月と2025年7月における100人当たりの平均購入規模を比較すると、Umiosの魚肉ソーセージは125%もアップし、近年3年間で最大となったそう。
「歯で噛んで開ける」「開けづらい」という昔ながらのイメージから、魚肉ソーセージは手軽に開けて楽しめる食品へと進化を続けています。
公式サイト:https://www.umios.com/jp/fish-sausage/index.html