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「音楽コースの開設は、京都芸術大学の念願でありました。音楽と共に生きていくための選択肢の1つとして、本学の音楽コースを知っていただき、広く皆様にご周知いただけますよう、どうぞよろしくお願い致します。」
と、音楽コースをより広げていきたいと語りました。
続けて登壇した京都芸術大学 准教授のエガワヒロシさんは、
「本コースでは、“音楽力”という理念を掲げております。音楽の力を通し、社会を良くしていける人材を育成していく。音楽を作る経験を繰り返しながら、音楽を一から学んでいく。そして、その音楽を活用して人や地域をつなぎ、社会を変えていく力を育む。そんなコンセプトの元で音楽教育を行います。」
と音楽コースを紹介しました。
本コースは、初心者でも経験者でも、体系的にDTM(デスクトップミュージック)による音楽制作を、音楽が未経験でも問題なく学ぶことが可能。
プロの音楽家や生涯にわたって創作を続けたい方にも対応した、柔軟なカリキュラム設計になっています。
また、音楽を作るだけではなく、届け方や活かし方も学んでいくそう。
現役のクリエイターから専門的な技術・思考をダイレクトに学ぶことが可能となっており、特別講師として秋元康さんをはじめ、その他の講師にもDa-iCEの工藤大輝さん、DOBERMAN INFINITYのSWAYさん、宅見将典さん、Night Tempoさん、松隈ケンタさん、三宅彰さんといった多数の著名な方々が講師として指導を行う予定とのこと。
さらに、いつどこでも、完全オンラインで音楽を学ぶことが可能な通信教育でありながら、学士を目指せる点も大きなポイントとなっています。
発表会に登壇した工藤さん、SWAYさん、宅見さん、Night Tempoさん、松隈さん、三宅さんの6名それぞれのコメントは以下の通り。
工藤さん「学生の皆さんの創作活動のヒントになるようなことをお伝えできたら、作家冥利に尽きるのかなと思っておりますので、そういった未来に貢献できるように、自分も楽しみながら頑張りたいと思います。」
SWAYさん「僕も未だに勉強中の身ではありますが、ヒップホップ、そしてラップというのは、より個性だったり表現力が出しやすいものだと思います。僕の20年以上やってきたこの世界を、皆さんに少しでも分かりやすくお伝えして、皆さんの個性を引き出せるような、そんな授業になればいいなと思っています。」
宅見さん「素晴らしい講師の皆さんとご一緒できることをとても光栄に思います。自分も音大に通っていたのですが、中退してしまいまして。途中で大学に対してのニーズというものが自分と合わなかった経験があります。そういう生徒の皆さんのニーズを受け取りながら、世界に輩出できる音楽家を育てていけたらなと思います。」
Night Tempoさん「まだ未熟者ですが、ライブ現場や音楽制作で得た経験を皆さんにお話していければと思います。」
松隈さん「今の世の中、AIで音楽や、他のものもどんどん作れる時代が来ていると言われていますが、長年音楽を作ってきた身としては、負けるわけにはいかないと思っています。錚々たる先生方、ベテランから若手の方まで、音楽シーンの最前線で実績のある方々がたくさんいらっしゃいますので、人間が作る音楽・芸術作品というものを作れる人材を育てていければと思っています。」
三宅さん「人類は太古、石器時代に皆が狩猟生活をしていましたが、それは本当に辛い生活。ところがある日、ある男が夜、みんなが疲れて帰っていると面白いことを始めました。そうすると、みんながすごく喜んで楽しみました。毎日やってくれよとみんなが言い、毎日続きましたが、そのネタが尽きました。そこで、“お前はもう狩猟しなくていいから、毎日俺たちのために面白いことをしてくれ”と言われ、そこから音楽・芸能が生まれました。そして今日まで、我々はその喜びのための義務と責任を負っています。そんな事業をしていきたいと思っています。」
京都芸術大学の音楽コースは、フジテレビ系音楽情報番組「Tune」や、当日会見会場で行われる「Tune」連動イベント「X’SWAY Fes」とも連携を行い、絶えず最新の音楽シーンを教育に反映。
さらに「MUSIC AWARDS JAPAN」主催チームの特別講義も予定するなど、未来のDTMによる楽曲制作者、配信活動者の輩出やスキルアップを図ることができるコースとなっています。
何歳からでも、誰でもオンラインで学ぶことができる学士課程となっているので、興味がある方は京都芸術大学の公式HPなどをご参照ください。
京都芸術大学「音楽コース」:https://www.kyoto-art.ac.jp/t/course/music/