単なる時計としての機能だけでなく、歩数や心拍数といった身体的な情報から、睡眠時の状態等の計測まで行うことが出来るウェアラブルデバイス。

アメリカ発のGPS機器のパイオニアであるガーミンジャパン株式会社(以下、Garmin)では、同社が展開するスマートウォッチのフラッグシップモデルの最新機種「fēnix 7 Pro」「epix Pro」を6月8日に発売することを告知。

このGarminの新製品発売に伴い、メディア関係者向けの新製品説明会が都内で開催されました。

 

Garminの最新モデル「fēnix 7 Pro/epix Pro」発売

 

Garmin(ガーミン)とは

Garminはアメリカ合衆国で創業されたGPS機器メーカー。

ゲイリー・バレル(Gary Burrell)さんと高民環(Min H. Kao)さんの2人によって1989年に設立しました。Garminという社名は創業者2人の名前の一部であるGaryとMinから取ったことで名付けられました。

ライフスタイルを豊かにするナビゲーションおよび通信デバイスを作ることを目標とし、無線技術をはじめとして自動車・航空機・船舶・フィットネス・アウトドアなど多岐な分野にわたって革新的な製品を展開中の企業です。

そのGarminよりこの度、同社が展開するスマートウォッチシリーズの最新モデルが発売することが告知。それに伴った新製品説明会が開催されました。

 

最新モデル「fēnix 7 Pro」「epix Pro」が登場

6月6日に都内で開催された新製品説明会では、ガーミンジャパン株式会社の西川潤さんが登壇。製品性能等の紹介を行ってくれました。

Garminでは

・ビジネスアスリート
・ライフスタイル
・アウトドアカジュアル
・ランニング
・ゴルフ
・ダイビング

と多様なシーンで活躍するモデルのスマートウォッチが展開中。今回発売される新製品は「ビジネスアスリート向け」のモデル。

本製品には最新のテクノロジーを搭載し、オン・オフどちらでも活躍するフラッグシップモデルとして位置付けていると説明。フラッグシップモデルの最新作に相応しい機能が搭載されています。

 

fēnix 7 Pro

こちらのモデル「fēnix 7 Pro」の大きな特徴は、ソーラーバッテリーを搭載している点。スマートウォッチモードでの使用で最大約37日間の連続使用が可能となっています。

今回の第5世代からは盤面裏側のグリーンライトセンサーが4つから6つに増設されており、激しい運動でも計測の精度が向上。Garmin史上最高のパフォーマンスを誇ると説明されました。

さらにランニング、サイクリングにおける上り坂を走る能力をスコア化する「ヒルスコア」をはじめ、長時間のアクティビティの継続能力を数値化する「持久力スコア」等も新たに搭載。

マルチGNSSマルチバンドはGPS・GLONASS・Galileo・みちびき保管信号の4衛星に対応しており、携帯電話の電波が届かないような場所でもマルチバンドで衛星測位が可能となっているそうです。

暗い中でもかなりの明るさで前方を照らせる「LEDフラッシュライト」も全ての機種に搭載。

3モデル(インチ違い)が登場し、価格は12万1,000円から。6月8日より発売となります。

 

epix Pro

同時に発売される「epix Pro」は、性能面ではfēnix 7 Proとほぼ同等の性能となっています。

違う点として、ソーラーバッテリーは未搭載であるもののスマートウォッチモードで最大31日間稼働出来るロングバッテリーを搭載しているほか、直射日光下でも美しく発色する液晶「AMOLED」を搭載。

洗練されたデザインと機能性で登場するepix Proは13万2,000円から。fēnix 7 Proと同様6月8日より発売となります。

 

両モデルに搭載されているユニーク機能「Body Battery」

今回発売となる両モデルに引き続き搭載されるユニーク機能に「Body Battery(ボディバッテリー)機能」が搭載されています。

これは睡眠や心拍数・ストレス・活動量をもとに、5〜100の数字で身体のエネルギー量を表示するというもの。

まるでゲームのHP表示のようになっており、これが低くなる程にパフォーマンスが落ちていくことの指標となります。

こういった実用的かつ心をくすぐる機能が搭載されていることが、Garminが人気となっている理由の1つと言えるでしょう。

 

睡眠の質向上は日中の行動が大切

説明会第2部では、仕事のパフォーマンス向上のため「120社・10万人」以上の睡眠を改善してきた、Lifree 共同創業者/スリープコーチを務める角谷リョウ氏が登壇。

ビジネスパーソンには睡眠が非常に重要なのだと説明しました。

パフォーマンス・コンディションを高めるためには「食事・運動・睡眠」の3つが大事と言われている中で、忙しい方は睡眠・食事よりも運動を重視する傾向にあるそうですが、それは逆効果となってしまうと解説。

上記の図で説明しているように、睡眠は全ての土台となっているため、質の良い睡眠をしっかり取ることが重要なのだと話してくれました。

また、ビジネスパーソンが睡眠を改善するべき理由として「病気や重大ミスのリスクが激減」「エンゲージメントや士気が向上」「メンタルダウンを防ぐことが出来る」

と、睡眠を改善するべき3つの理由について話されました。

特に「業務中の重大なミスを防ぐ」という部分については、チェルノブイリ原子力発電所事故や、スペースシャトルのチャレンジャー号爆発事故の原因が作業員の睡眠不足・睡眠障害だったのではないかとも言われているそうで、ビジネスマンの方は睡眠を疎かにせずしっかりと取ることが大切になりそうです。

では睡眠の質をどう改善するかについて、日中の活動が大きな影響を与えてくるそう。

「歩数を1日2,000~4,000歩にするだけでも睡眠は劇的に改善されます。」と説明され、テレワーク等で運動不足となったことが睡眠の質が悪化している原因だとも解説していました。

Garminの新モデルは、歩数管理だけではなく第5世代の光学式心拍センサーやBody Battery等で、身体の状態をしっかり把握出来る仕様となっている上に、高機能かつ長バッテリーと文句なし。

数値化することで運動・睡眠改善のモチベーション継続にも繋がるため、ビジネスマンやスマーウォッチが欲しい方だけでなく、睡眠改善等の悩みを解消したいという方もGarminのスマートウォッチの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

fēnix 7 Pro:https://www.garmin.co.jp/minisite/fenix/fenix-7/
epix Pro:https://www.garmin.co.jp/minisite/epix/

情報提供元: TORSO JACK
記事名:「 【Garmin】ビジネスパーソンのオン・オフをグレードアップするスマートウォッチ2種が発売