1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、前身である武蔵野女子学院が設立された「武蔵野大学」ではこれまで数多くの生徒が学び、卒業して社会へ巣立っていきました。

来年の2024年に創立100年を迎える同大学は、創立100周年記念事業プロジェクトを実施。

その一環で4月29日に、浄土真宗本願寺派の本山であり世界文化遺産にも登録されている京都・西本願寺にて「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」シンポジウム はじまりの集い「よき祖先の声に耳を澄ます」を開催します。

 

【武蔵野大学】カンファ・ツリー・ヴィレッジ シンポジウム「よき祖先の声に澄ます」開催

 

今年は親鸞聖人誕生850年

2023(令和5)年は、親鸞聖人誕生850年。また立教開宗800年でもあり、西本願寺で「親鸞聖人の説き示してくださった浄土真宗の教えに出遇うことがなければ、今の私はあり得なかったという聖人への感謝と、その教えに出遇えたことの喜びを込めて、聖人のご誕生を祝い、『立教開宗』に感謝する」慶讃法要が行われています。

2023(令和5)年3月~5月にかけて行われるこの親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要。期間中、4月29日(土)、5月6日(土)、5月7日(日)の3日間、「協賛行事」を開催する予定であり、初日29日に今回の武蔵野大学との協賛行事としてシンポジウム「よき祖先の声に耳を澄ます」が開催されます。

 

そして武蔵野大学は2024年に創立100周年!

武蔵野大学は1924年に武蔵野女子学院として創立され、現在の名称となったのは2003年。

2004年に男女共学化すると以後は大学改革を推進し、2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設したほか、2021年には国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタート。

2023年に国内初のサステナビリティ学科開設・2024年に世界初のウェルビーイング学部開設(予定)と、革新的な学部・学科を次々と開設。

現在は12学部20学科・13大学院研究科・通信教育部など学生数1万3,000人超の総合大学に発展しています。

その武蔵野大学は2024年で創立100周年。

特設WEBサイトを公開した武蔵野大学は「この道はまだ途中。」と説明。

「響きあって、未来へ。」を100周年記念事業メッセージに、もっと大きな理想を実現する第一歩として100周年記念事業プロジェクトをスタートさせています。

 

「カンファ・ツリー・ヴィレッジ・プロジェクト」シンポジウムを京都・西本願寺で開催

創立100周年の記念事業として展開する「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」プロジェクト。

「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」とは、世界的な仏教学者であった学祖・高楠順次郎博士の名前に因み、長寿の樹であるクスノキの英語名「Camphor Tree(カンファ・ツリー)」と「その樹の下に世代や国を超えて人々が集って長期思考を育む場所となるように」という思いを込め、Village(ヴィレッジ)と名づけられたと説明しています。

プロジェクトの根幹には仏法(ブッダ・ダルマ)を据え、ブッダの智慧である「無分別智※」に触れる場を開きたいという想いを実現。
※仏教用語で、相対的な主観・客観の分別を離れた真実の智慧のこと。

そのプロジェクトの第1弾として、4月29日 京都・西本願寺で「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」シンポジウム はじまりの集い「よき祖先の声に耳を澄ます」を開催することが告知されました。

「100年後、また更に先の未来世代にとって、私たちはいかにしてよりよき祖先になれるでしょうか。名もなき祖先が千年単位で受け継いできた自然や智慧を、私たちはギフトとして受け取っています。私たちは何を未来へ贈ることができるでしょうか。」

この問いに取り組む世界的リーダーとして、女性に対するデジタル教育の普及活動を行う「iamtheCODE」の創設者で、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーに選出されているセネガル人活動家マリエム・ジャメさん。

さらに、ブータン王国・現国王の従妹であり「タンカ修復センター」のエグゼクティブディレクターとして、先祖伝来の“タンカ※”の現代的な価値を広める活動を行うケザン・チョデンT・ワンチュク王女殿下らが西本願寺に集まり、特別講演や対話を実施。
※タンカ:ブータンの多くの寺院で所蔵されている布製の仏教画のこと。

西本願寺で世界的リーダーである外国人のみが登壇するシンポジウムの開催は極めて珍しい機会だそう。

今回のイベントは世界的なリーダーや有識者を招聘して講義・対話を行っていくイベントの第1弾であり、今後も数回に渡って世界的リーダーを招聘した講義・対話を行うイベントを開催すると話しています。

 

シンポジウム「よき祖先の声に耳を澄ます」開催概要

●開催日時:2023年4月29日 14時20分~16時20分
※13時30分からの慶賛法要と合わせた開催となります。

●開催場所:京都・西本願寺 御影堂
(京都市バス『京都駅前』より9番・28番・75番に乗車、『西本願寺前』下車)

●プログラム(※敬称略)

・14時20分〜14時30分
開会の辞:西本照真(武蔵野大学 学長)

・14時30分〜14時45分
オープニングメッセージ:デービッド・アトキンソン(株式会社小西美術工藝社 代表取締役社長)

・14時45分〜15時
ビデオメッセージ:ローマン・クルツナリック(文化思想家)

・15時〜15時30分
講演:マリエム・ジャメ(社会起業家)

・15時30分〜16時20分
対話:ブータン王国 ケザン・チョデンT・ワンチュク王女、エフライム・エディ・ホセ(仏教絵画修復師)

●参加申込:https://business.form-mailer.jp/fms/c710e72e189394
※申し込み画面から「4月29日『慶讃法要+シンポジウムⅠ』13時30分〜」を選択してお申し込みください。

 

創立100周年を迎えるということで、世界的リーダーを招聘して対話を行うシンポジウム「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」。

その第1回目となる「よき祖先の声に澄ます」は、4月29日に京都・西本願寺にて開催となります。

世界を牽引するリーダーの生の意見や考えを聞きたいという方は参加申し込みURLや、特設WEBサイト等をご参照ください。

カンファ・ツリー・ヴィレッジ:https://camphortreevillage.com
武蔵野大学100周年特設WEBサイト:https://100th.musashino-u.ac.jp

情報提供元: TORSO JACK
記事名:「 親鸞聖人生誕850年の記念法要協賛行事にて2024年で創立100周年の武蔵野大学がシンポジウム「よき祖先の声に耳を澄ます」を京都・西本願寺にて開催