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山本氏は説明に加え、エシカルについての基準に着目。
「(エシカルな項目について)見て欲しいのですが、これってSDGsで言われていることとほぼ同じですよね。SDGsというのは、我々からすると”エシカルを具体的な目標に落とし込んだ”ものとお考え頂ければと思います。」
と分かりやすく説明されました。
エシカルフード基準の内訳としては、「環境へ配慮されているか」「動物の権利保護を行なっているか」「労働者などに対する人権を担保しているか」「地域への貢献や反社会的な活動の防止」などで決定。
「企業評価」と「フード評価」で分けられており、それぞれに設定された基準を一定以上クリアした企業の商品が、エシカルフードとして認定。
認定された商品は、国内で7000万人が利用しているTカードの商品マスターに反映して推薦するほか、今後色々な特典なども検討されているそうです。
山本氏によると、日本はまだまだエシカルフードについて海外と比較すると遅れており、オリンピック・パラリンピックで盛り上がるはずだった部分も不完全燃焼となってしまっている現状なのだとか。
山本氏は、「欧米では”美味しい”は当たり前で、そこにどんなエシカルな、社会的問題を解決しようとしているのかが加味される」という、知り合いのジャーナリストであるメリンダ・ジョー氏の発言を紹介し、日本のサステナビリティやエシカルへの対応の遅さについて言及されました。
今回のプレス発表会では、代官山の蔦屋書店で10月16日より1ヶ月間開催中の、エシカルフードセレクトショップ「Hello,エシカル!~お買いものから地球を考える~」に参加する企業の担当者が登壇。
それぞれの企業の取り組みについて語られました。
※左から、「小川珈琲株式会社 マーケティング部本部カカオマーケティング CXSグループ グループ長 三輪欣悟氏」、「Dari K 株式会社 代表取締役 吉野慶一氏」、「株式会社明治 マーケティング部本部カカオマーケティング CXSグループ グループ長 木原純氏」
それぞれの活動においては企業規模や業種によって異なっていたものの、それぞれがユーザーやより良い品質の原料・製品を求めるべく活動をしていることを発表し、それがエシカルな活動となっていることを説明されました。
政府や現地農家との協力体制や技術提供なども行なっており、フェアトレードやサステナブルな活動にも貢献しています。
代官山 蔦屋書店にて、2022年10月16日〜11月15日までの1ヶ月間開催予定となっている、エシカルフードセレクトショップ「Hello,エシカル!~お買いものから地球を考える~」
参加企業と主な提供商品は以下の通り。
●小川珈琲株式会社(コーヒー):「小川珈琲店 有機珈琲フェアトレードモカブレンド粉 160g」など4商品
●株式会社ONIBUS (コーヒー):「ルワンダ レメラアンダーシェード ロット8」など3商品
●SWITCH COFFEE TOKYO (コーヒー):「SHEKINAH」など3商品
●株式会社創健社(チョコレート):「グラシアデルソル オーガニック ダーク チョコレート」など2商品
●Dari K 株式会社(チョコレート):「カカオサンドクッキーミルク(6枚)」など3商品
●株式会社Bace (チョコレート):「CLASSIC 」など6商品
●フェアトレードカンパニー株式会社(コーヒー、チョコレート):「フェアトレード&オーガニックチョコミルク」など12商品
●株式会社明治(チョコレート):「明治 ザチョコレートブラジルカカオ」など2商品
●一般社団法人わかちあいプロジェクト(コーヒー、チョコレート):「ドリップコーヒーフェアトレードオリジナルブレンド 5袋入り」など4商品
開催期間:2022年10月16日~11月15日
開催場所:代官山 蔦屋書店 3号館1F
エシカルなコーヒーとチョコレートがもたらすこと:
1.児童労働・強制労働の阻止
2.適正価格かつ継続的な取引
3.森林、生物多様性の保全
4.土壌汚染に配慮した農薬管理、加工過程の管理
5.生産者支援(技術支援、男女平等促進、生活インフラ整備などによる生活支援等)
環境やフェアトレードなどに配慮する企業、そしてその企業が作り出すエシカルな食品を取り扱ったエシカルフードセレクトショップ。
毎日エシカルなものを購入する一部の方よりも、「時々エシカル」な商品を購入する最も多いボリューム層が行動することが、社会へ非常に大きな影響を与えると言われています。
その時々エシカルな行動をする層へアプローチを掛けたり、見える化を推進してくれる「エシカルフード基準」、「エシカルフードアクションスコア」によって、エシカルな活動をしている企業やエシカルな商品が広く知られることは、非常に重要なことと言えるでしょう。
代官山 蔦屋書店の「Hello,エシカル!~お買いものから地球を考える~」に足を運べないという方でも、エシカルな商品の取り扱いの嘆願をすることが出来る特設サイトなどから、エシカルな活動を始めてみませんか。
特設WEBサイト:https://ethicalfoodlab.tsite.jp/helloethical/pleaseethical/