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心身の安定と日中の作業効率を高めるために、質の高い睡眠は必要不可欠ですが、皆さんは自分の“適正睡眠時間”をご存知ですか?よく「一日〇時間寝るのがベスト」という言葉を耳にすることがあるものの、実際に必要な睡眠時間は人によって異なり、自分に見合った適正時間を知ることで日々の睡眠の質がより良いものとなります。必要な睡眠時間を知るためにはどうしたら良いのか、詳しく見ていきましょう。
日本人の睡眠時間は十数年前と比較して年々減少傾向にあるそう。ネット社会で時間を問わず仕事やメールなどのやり取りができる環境になったこと、スマートフォンの普及なども大きく関係しているとされています。
真夜中のネットサーフィンがやめられず慢性的な寝不足に…なんていう方もいるかも知れませんが、睡眠不足は長期間続くと解消できなくなり、次第に心身の不調につながります。
以下の項目に当てはまれば、睡眠不足、もしくは良質な睡眠がとれていない状態といえます。
1) ベッドに入ってから30分以上眠れない
2) 夜中に3回以上目を覚ます
3) 朝スッキリと目覚められない
4) 起床時に心身の倦怠感・疲労感が強い
5) 日中眠くなる
睡眠不足状態が恒常化すると、風邪を引きやすくなる、アレルギーを発症するなど免疫力低下に始まり、肥満や糖尿病、心臓病、うつ病などの心身の病気を引き起こすリスクが高まります。
同時に脳の機能が低下するため、頭がぼーっとした状態になり、物忘れやケアレスミスが多くなります。
日本人の成人の平均睡眠時間は、7~8時間ほどといわれています。しかし、年齢や活動量、生活スタイルなどによって実際に必要とされる睡眠時間は人それぞれ異なるもの。個人差が大きいため、一概に「〇時間寝なければいけない」という定義は明確に決められていません。自分の適正な睡眠時間を把握することが日々の睡眠の質を高める上でとても大切です。
では実際に、自分のベストな睡眠量を知るにはどうすればよいのでしょうか。その方法をレクチャーします。