毎日デスクワークをしていると、眠気でぼんやりしたり、仕事へのモチベーションが上がらない時がありますよね。コーヒーを飲んだりガムを噛んだりしてスッキリするのもいいですが、私たちが毎日行っている“呼吸”の仕方をちょっと変えるだけで、一瞬で眠気が吹き飛び、心が元気になるのをご存じですか?今回は「カパラバティ」という呼吸法をご紹介します。
呼吸と心の関係とは?
緊張している時、深呼吸をしてみたら肩の力が抜けてリラックスできた。そんな経験をしたことがありますよね。呼吸の状態と体と心の状態は密接に関わりあっています。これは、呼吸が体の機能を無意識に維持し、心のバランスにも影響している「自律神経」に支配されているからです。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分けられます。緊張している時、交感神経が優位になり、呼吸は速くて浅くなります。リラックスしている時、副交感神経が優位になり、呼吸はゆったり深くなります。
自律神経は自分でコントロールすることができませんが、呼吸は自分で深くしたり、速くしたりすることができます。自律神経に支配されている体の機能の中で、呼吸だけが唯一自分でコントロールすることができる特別な機能なのです。つまり、呼吸を意識的に変えることで体や心の状態を整え、やる気をアップさせることも可能といえます。
30秒でやる気がアップする「カパラバティ」呼吸法
カパラバティとは「光る頭蓋骨」という意味。その名の通り、頭をすっきりさせる効果があります。息を強く吐き出すことで、頭の中や鼻の奥のモヤモヤを吐き出し、体からだるさや重さを取り除きます。仕事中に睡魔に襲われた時や、大切な会議の前に30秒行うだけで、やる気や活力を生み出し、集中力を高める、即効性の高い呼吸のコントロール術です。いつでも手軽にできる呼吸法ですが、高血圧、妊娠中、生理中、満腹時は避けましょう。
①背筋を伸ばして座ります。手をお腹に添え、肩の力は抜きます。
②鼻から大きく息を吸って、鼻から吐き出します。そこから短く息を吸ってスタートします。
③息を鼻から強く吐き出しながら、お腹をへこませます。吸う息は自然に任せ意識しなくてよいです。
④1秒に1回ほどのペースで、30回ほど繰り返します。慣れるまでは10回を3セット行ってもOK。
⑤終わったら、大きく吐き出して自然な呼吸に戻します。
難しい場合は、鼻で強くリズミカルに吐くこと、お腹をリズミカルにへこませることを意識してみて下さい。途中で気持ち悪くなったらお休みしましょう。
意識的な呼吸で人生のモチベーションを上げる
今回紹介した「カパラバティ」はヨガの呼吸法の1つ。ヨガは体と心を整えることを目的としていて、呼吸のコントロール術「呼吸法」がたくさんあります。24時間365日、死ぬまで途切れることのない呼吸。普段はあたり前すぎて呼吸に意識を向けることはないかもしれません。ただ常にあるからこそ、呼吸と上手く付き合って、生活や人生そのものの質が向上させていきたいですね。
Tonoelでも<a href="
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情報提供元: Tonoel