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冷蔵庫の中で賞味期限切れになりやすいといわれる「めんつゆ」。もしこれが、調味料としても使えたらどうだろう。「濃いだし」の風味が料理の仕上がりをワンランクアップさせてくれる『つゆの素特撰』を使ってみた!
鰹節で知られるにんべん(東京都)は、元禄12年創業(1699年)という老舗中の老舗。鰹節を中心に、日本の食文化を支えてきた企業だ。
同社のロングセラーシリーズ「つゆの素」は、今年で発売60周年。鰹節と昆布のだしの美味しさと使い勝手の良さで人気を博す商品だ。
実は開発当時、一般的には「鰹節を使った液体調味料は腐りやすく、実現は難しい」とされていた。その難題を独自技術で解決し、商品化に成功。めんつゆでありながら、調味料としても使える「つゆの素」が誕生したのだ。
今回は「つゆの素」の中でも、さらにこだわりを見せる『つゆの素特撰』(200ml・希望小売価格 税込658円・発売中)をご紹介しよう。
「つゆの素」の美味しさの基本は、ていねいに取った風味豊かな鰹節のだしと、昆布だしのまろやかさが決め手。そして『つゆの素 特撰』は、濃いだしをひくことで、すっきりとしながらうま味の濃い、コクとキレのある江戸の味を実現したという。
本枯鰹節や伝統の木桶でじっくり熟成させた下総醤油、北海道産昆布や種子島産さとうきびの粗糖、沖縄の海水塩など、一つ一つの素材へのこだわりが、さらなる美味しさへと進化させたのだ。
それでは、その味わいを確かめてみよう。
ボトルは扱いやすいキャップ式。
お皿に出してみると、美しい琥珀色の液体だ。本枯鰹節と北海道産昆布からひいただしの芳醇な香りにうま味が強いこの味は、素材の味を引き立ててくれそう。
だしが効いた醤油ベースに、さっぱりした甘みのあるまろやかなお味は、希釈してめんつゆにしたらもちろん美味しいだろう。
そんな王道の使い方以外にも、親子丼や肉じゃが、炊き込みご飯などの調味料として、熱を通してもおいしいのが「つゆの素」の特長なんだとか。
これ1本で料理の味が決まる、まさに万能調味料。
それでは、実際に『つゆの素特撰』を調味料として使ってみよう。
今回のメニューは「和風炒めそうめん」。
本品以外に、下記の材料(2人分)を用意しよう。
【作り方】
①食べやすい大きさにカットしたなすとオクラをフライパンで炒め、焼き色がついたらミニトマトと『つゆの素 特撰』大さじ2を加える。
②そうめんは、表記のゆで時間よりも30秒ほど短めにゆで、冷水にとって水気を切った後、くっつかないように適宜オイルで和えておく。
③フライパンにそうめんを加え、水分がなくなるまで炒めたら、器に盛りつける。お好みでごま油と黒こしょうをかけたら出来上がり。
調理中からふわ~っとだしのいい香りが漂っていたが、食べてみると麺にも夏野菜にも味が浸み浸みで美味しい。
火を入れてもつゆの風味はそのままだ。というより、さらに熟成されたうま味が凝縮されている。調味料はこれ1本しか使ってないけれど、とてもそんな風には思えない仕上がりだ。
煮物や炊き込みご飯、炒め物など、和洋問わず使い方のバリエーションは無限に広がりそう。
同社サイトにいろいろなレシピが掲載されているので、ぜひそちらもチェックしてみて。
今回ご紹介した200mlサイズは、まずは試してみたいという方や、ちょっとしたプレゼントにもぴったり。ご自宅使いなら、お得な500mlがおすすめだ。
だしのうま味が際立つ『つゆの素 特撰』は、手間をかけずに本格的な和食の美味しさが再現できる贅沢な万能調味料。和食だけでなく様々なジャンルでも活躍してくれそうだ。
上質なだしの風味が堪能できる『つゆの素 特撰』は、デパートや公式オンラインショップにて販売中。