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缶詰で知られる木の屋石巻水産と、薄焼きせんべいで愛される酒田米菓のコラボレーションによる『オランダせんべい(えび風味)』が限定発売された。山形産のうるち米・三陸産の花こえびという、東北地方のうまいもんを組み合わせたその味と魅力をお伝えしよう!
木の屋石巻水産(宮城県)は、石巻市にある老舗水産加工品メーカー。鯨や鯖をはじめとした魚・牛タンの缶詰などを販売。鯨の霜降り部位を使用した「イタリアンバーグ」は農林水産大臣賞・水産庁長官賞を受賞し、テレビや新聞などのメディアにもたびたび紹介されている。
同社が2023年12月から限定発売しているのが『オランダせんべい(えび風味)』(48g・希望小売価格 税込360円・発売中)。こちらは、酒田米菓の看板商品「オランダせんべい」とのコラボ商品だ。
オランダせんべいは、山形県庄内産のうるち米を3㎜の極薄に焼き上げた元祖薄焼きせんべい。東北地方限定で販売されており、地元のソウルフードやお土産として親しまれている人気商品だ。新作のコラボ商品では、このオランダせんべいに三陸産の「花こえび」を練り込んで作られている。
「花こえび」は名前からエビの一種と思いきや、実はツノナシオキアミというオキアミの一種。小エビに似た味わいであることから、干しエビや魚醤油の原料に使われているそう。ただ、オキアミと言われると、クジラの餌や釣り餌のイメージが強い。パッケージに載っている花こえびの見た目は、桜えびそっくりなのだが…「おいしいのか?」と、やや不安に思いながら食べてみた。
見た目はノーマルのオランダせんべいとほとんど変わらないが、生地に練り込まれた花こえびの赤い色が食欲をそそる。かじってみると、パリッと軽い食感と割れる音が小気味良い。そして、口いっぱいにエビとうるち米の旨味と甘みがブワッと広がり、なんとも香ばしい!
なるほど、花こえびの味はほぼ小エビだ。桜えびと比べるとまろやかな味わいにも感じるが、オキアミと知らなければ小エビだと思って疑わなかっただろう。つまり、エビ好きとしてはたまらない味!
パンチの効いた塩気や食感の軽さもあり、封を切ったら最後、食べる手が止まらなくなってしまう。結構な枚数が入っているのにもかかわらず、ペロリと1袋食べ切ってしまった。これはもはや危険なうまさでは? パリパリと力いらずで食べられるほどの薄焼きなので、子供や高齢者も食べやすく、家族皆で楽しめるはずだ。
定番化してほしいほど高クオリティな味わいなのだが、なくなり次第終了の限定商品。今だけしか味わえない逸品なので、オランダせんべいファン・エビせんべい好きは、ぜひこの機会を逃さず味わってみてほしい。
店頭での販売は東北地方のみだが、オンラインショップなら全国どこからでも購入が可能だ。木の屋石巻水産のオンラインショップなら、会員特典で割引やポイント還元が受けられる! 自宅で楽しむのはもちろん、ちょっとした手土産や限定品好きな人へのプチギフトにしてみてはいかがだろうか。
購入は株式会社木の屋石巻水産のオンラインショップで。
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