- 週間ランキング
小学校の授業でも導入されているプログラミングだが、条件関数やループ関数などに悩まされる子どもも多い。そこでおすすめなのが、ゲームで遊びながらプログラミング力を学べる『ThinkFun ポテトパイレーツ』だ。パソコンでは難しく感じるプログラミング関数も、ゲームを通せば自然と身につけられる。じゃがいもの海賊が登場するゲームを、小学生の子ども達と一緒に遊んでみた。
教育ツールの開発を手掛けている、Thinkfun(シンクファン)。論理的思考力や問題解決力、数理的考察力などの思考力を育めるゲームを展開し、世界中でも数々の賞を受賞。子どもから大人まで誰でも楽しめるゲームは、学校教育の教材としても採用されている。
『ThinkFun ポテトパイレーツ』(希望小売価格 税込3,190円・発売中)は、遊びながらプログラミングの知識が身につくゲーム。対象年齢は7歳からで、プレイ人数は3~6人。30分のゲームで、プログラミングの基本である条件関数(IF/ELSE)やループ関数(For/Whie)の使い方を学ぶことができる。
それではさっそく、10歳と8歳の子ども達と一緒に『ThinkFun ポテトパイレーツ』で遊んでみよう。箱にもジャガイモの海賊のイラストが描かれており、とても可愛い。娘も大喜びで箱を開封。
中には船カードが16枚、ポテト海賊が84個(大14・小70)、アクションカードが32枚、コントロールカードが24枚、海賊キングカードが7枚、ポテトの収納袋とパッケージの裏面に日本語説明書が入っていた。
まずはカードをよく混ぜ、それぞれのプレイヤーに海賊船2枚、ポテト海賊20個、カード5枚を配る。この時、大きいポテトは小さいポテト5個分の扱いになるので、大きいポテトを2個と小さいポテトを10個ずつ配るのがポイント。
配られたポテトは、2つの船に平均的に配置。1枚の船カードに、大きいポテト1個と小さいポテト5個ずつを配布するのが基本となる。
配られたカードを確認して、「ポテトキング」を持っている場合は他のプレイヤーに宣言する。最後に「フライ」カードを配られた人からゲームスタートとなるので、今回は10歳の息子から。
自分の番でできるのはプログラミングした船をバトルモード(明るい面)にして敵に攻撃するか、アンカーモード(暗い面)の船をプログラミングし直すこと。1回に攻撃できるのは、1名の敵のみだ。中央にあるカードの山から2枚のカードを引き、アンカーモードの船に相手の船を攻撃できるようにカードをプログラミングする。
まずは息子が、コントロールカード(While関数カード)1枚、マッシュカード1枚とフライカードを1枚、悩みながらも自分の船にコーディング。この場合、マッシュカードはポテト2個、フライカードはポテト3個を攻撃するので、1回で5個のポテトを攻撃できる。敵の船のポテトの数が6個以上の場合続けて攻撃できるプログラミングだ。敵の船のポテトの数が6個以上の場合続けて攻撃できるプログラミングだ。1隻における攻撃用のカードは3枚までなので、どのようにカードを使うのかよく考えて決めなければならない。
続いては娘の番。コントロールカード(while>4、For 3 times)とローストのカードを3枚組み合わせ、相手の船のポテトが4個以上の時、ポテト海賊1個を3回連続攻撃というプログラミングを船にセットする。
最後は記者の番。娘と同じ組み合わせにして、コントロールカード(while>4)と(For 3 times)に、ローストカードの3枚をセット。相手の船のポテトが4個以上の時、ポテトを1個ローストして、それを3回繰り返すというプログラミングにしてみた。つまり、最終的に3個のポテトを攻撃できる。
ローストカードがマッシュの場合2個、フライの場合3個のポテトを1回で攻撃できる。
一周したので息子の番に戻り、カードを2枚引いてから記者の船にアタックして、5個のポテトを攻撃。記者の船には大きなポテトが1個残り、倒されたポテトは収納袋へと戻された。使ったプログラムカードは、攻撃の成否に関わらず捨て札置き場へ移動。
続いて娘の番でも、記者の船が狙われた。もう1隻の船の3個が攻撃され、ポテトは残り3個に。記者の番になったので、息子の船を攻撃! 3個のポテトを攻撃し、収納袋へとしまう。
プログラミングカードの中には「サプライズカード」があり、自分の番に限らず好きなタイミングで使用してOK。
他の人の船をプログラミングカードごと奪う「ハイジャック」や、ポテトを収納袋から2個ゲットできる「リクルート」、他のプレイヤーの手札から、ランダムで2枚カードを奪える「ルート」など全部で5種類。
記者は2枚引いたカードの中に、サプライズカードの「スイッチ」があったのですぐに使用。所持している船の数によって効果が変わり、2隻の場合は捨て札山から1枚のカードをゲットできる。
このようにカードを使ったプログラミングで相手の船を攻撃し、ポテトがなくなれば船は沈没。船にあるすべてのものが手に入る。全部の船が沈没してしまったら、そのプレイヤーはゲームオーバー。今回は記者が最初に脱落となり、息子に手持ちの札をすべて奪われてしまった。
プログラミングや攻撃を順番に繰り返して、「ポテトキング」を7枚集めた人が勝利となる。その前にすべての船が沈没したら、残っているプレイヤーが勝利。今回は息子がすべての船を沈没させたので、息子が勝利となった。
実際にやってみると、カードゲームの中でプログラミングの基本である条件関数やループ関数を学べるのはとてもありがたい。プログラミングと言われると難しそうに感じるが、ゲームの流れで覚えていけるので自然に関数の使い方や考え方をマスターできるのが魅力だと感じた。
息子は「今度は友達と一緒にやりたい!」と気に入った様子だったので、ぜひテレビゲーム以外の遊びとして友達との遊びの中でも活躍してもらいたい。
ゲームで楽しく遊びながら、プログラミングの考え方についても学べる『ThinkFun ポテトパイレーツ』。ゲームを進めるうえでかなり頭を使うので、大人から子どもまで夢中になって楽しめる。学校でプログラミング学習が始まる前の予習として、ゲームを取り入れるのもおすすめ。ぜひ家族で盛り上がりながら、プログラミングについての知識を深めてほしい。
商品詳細やプレゼント協賛などについてのお問合せはこちら:ブリオジャパン株式会社
Mail:marketing.japan@brio.net
Tel:03-5766-5032
お問合せ時間:土日祝祭日除く 9:00~12:30、13:30~17:00