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消臭・芳香剤の定番ブランド「消臭元」に、詰め替え対応シリーズが新登場。その第1弾が『消臭元SAVON(サボン)シャンプーしたて ほのかなブルーソープ/洗濯したて ふんわりフローラルソープ』だ。詰め替えにより、廃棄重量を従来比で約76%削減できるSDGs時代の消臭・芳香剤だ。体臭・生ゴミ臭・トイレ臭などに対応したマルチ消臭処方だから、好きな香りを好きな場所におけるすぐれもの。新シリーズの使い心地をたしかめてみた。
小林製薬(大阪府)の「消臭元」は、1995年に発売した、玄関やトイレ、ペットなど、家の気になる場所のニオイにアプローチする、リキッドタイプの消臭・芳香剤。「消臭元」といえば、フィルターを伸縮させて香りを調整したり、本体を「シャバシャバ」振って香りを復活させて効果が長持ちするという特徴をもった使い捨てタイプだ。
一方、この度新発売となった『消臭元SAVON(サボン)シャンプーしたて ほのかなブルーソープ/洗濯したて ふんわりフローラルソープ』(400ml・本体の参考価格 税込437円/つめ替用の参考価格 税込327円・2023年4月13日発売)は、大容量の「消臭元」シリーズ初の詰め替えタイプ。
廃棄重量を従来の「消臭元」シリーズと比較して、約76%削減し、プラスチック問題はもちろん、ごみ袋を圧迫しない地球にもユーザーにもやさしい商品だ。
基本的な消臭・芳香の仕組みは同じだが、主な特徴は3つ。1つ目は、場所を選ばずどこにでも置けること。従来は、特定の場所やにおいに特化した成分を配合していたが、本シリーズはマルチに対応した消臭成分を採用。また、消臭フィルターが従来の1.3倍の幅広タイプになったことで、家の悪臭をキャッチしやすくなっている。
2つ目は、幅広い世代に人気の清潔なソープ調の香り(2種類)を採用していること。芳香成分も多くの人に親しみやすいように、しっかり香ってニオイをごまかすのではなく、ほのかに香るようになっている。
3つ目は、何より、簡単詰め替え仕様になったこと。とはいえ、発売に至るまで12年もかかったという。石油由来のプラスチック使用量の削減に取り組み、また一部のユーザーから、本体容器を捨てることに罪悪感があるという声もあったという。2021年には、大容量リキッドタイプの「消臭元」全ラインナップで本体容器を再生プラスチックに切り替えて発売。そして今回、シャバシャバはせずに詰め替え対応を優先した新仕様の「消臭元SAVON」を、現行品と併売という形で発売された。
それでは、気になる香りをたしかめてみよう。フィルムをはがし、外キャップを外す。
外キャップの内側に入っている消臭フィルターを伸ばし、
内キャップを外して差し込む。
最後に外キャップを付ければ完成。消臭フィルターは差し込んでいるだけなので、勢いよく動かしたり、倒したりしないように注意しよう。
香りは2種類。『同 シャンプーしたて ほのかなブルーソープ』は、爽やかさと甘さのある透き通った香り。記者にはシャンプーよりもリンスらしさを感じた。『同 洗濯したて ふんわりフローラルソープ』は、柔軟剤のようなほんわかとした柔らかさがある。落ち着きを感じる香りだ。
どちらにも共通しているのは、強い香りではなくふと香るような優しい香りということ。お風呂上がりの人がふと横を通った時のような感覚だ。香りが強すぎない、ナチュラルが好きな人にもおすすめだ。
本シリーズの最大の特徴である詰め替えをおためししてみよう。外キャップを外し、使用済みの消臭フィルターを抜く。ホルダーを左右に開き、消臭フィルターをゴミ箱へ捨てる。フィルターを手で触らないので衛生的だ。
つめ替用に付属している消臭フィルターを伸ばして、ホルダーにセット。
パッケージを開封して注ぐ。本体が軽く注いだ勢いで倒れる可能性があるため、写真のように対角を持って注ぎ口をボトルに差し込み、ゆっくり注ぐようにしよう。
あとは先ほどと同じく、本体に消臭フィルターを差し込み、外キャップを付ければ完了。捨てたのは詰め替えパッケージと消臭フィルターだけだから、大きなプラスチック(本体)を捨てるのに比べると何倍も気軽に使えるのがうれしい。
詰め替えタイプとなり、環境にやさしくなった『消臭元SAVON』。エコ・ほのかな香り重視なら『消臭元SAVON』、香りの調整・復活、特化した消臭・芳香をしたい場合は「消臭元」と使い分けするのがおすすめ。自分のスタイルに合った商品で、快適な部屋作りをしてみよう。
全国のスーパーほかで発売中。