車を購入するときは、印鑑証明書が必要になる場合があります。今回は、印鑑証明書が必要なケース、発行の流れや注意点などを解説します。車を買うときの印鑑証明書について知りたい方は参考にしてみてください。 車の購入時は印鑑証明が必要 車を購入するときは、印鑑証明書が必要になる場合があります。 印鑑証明書の枚数は、車の購入方法や下取車の有無などによって異なります。詳しくは販売店に確認してください。なお、軽自動車を購入するときは、印鑑証明書は不要です。 同じ車の購入であるのにもかかわらず、普通車と軽自動車で違いがあるのは、「登録」か「届出」かという点にあります。普通車は、車を資産として登録するため、印鑑証明書が必要です。一方、軽自動車は軽自動車検査協会に届け出をするだけで購入できるため、印鑑証明書が不要となります。このような違いから、普通車と軽自動車で印鑑証明書の有無が異なるのです。 印鑑証明の発行の流れ 印鑑証明書を発行するためには、印鑑登録をしなければなりません。ここからは、印鑑証明書の発行手順について紹介します。 1.登録する印鑑を用意する まず、印鑑登録をするための印鑑を用意します。印鑑登録できる印鑑は、1辺が8mm以上で25mm以下の正方形の中に印影が収まる印鑑でなければなりません。また、シャチハタやゴム印、ニックネームや愛称などは登録できません。印鑑登録できる印鑑には、その他にもさまざまな条件があるため、印鑑の専門店で印鑑登録するための印鑑がほしい旨を伝えて作ってもらいましょう。 2.身分証明書を用意する 印鑑登録する際は、身分証明書が必要です。 これは、登録しようとしている印鑑が本人のものであることを確認する必要があるためです。印鑑登録をするときは身分証明書を忘れずに持参しましょう。 身分証明書は、運転免許証、パスポート、写真付きマイナンバーカードなど、公的な証明書でなければなりません。 3.役場の窓口で手続きする 印鑑と身分証明書の準備ができたら、住民登録がある役所で印鑑登録を行います。 印鑑登録は、15歳以上で、意思能力を有している方でなければ登録できません。また、印鑑登録の手続きは原則として本人が窓口で行います。ただし、代理人による登録も可能です。 印鑑登録がされると「印鑑登録証(印鑑登録カード)」が発行され、登録手続きが完了となります。登録された印鑑は「実印」と呼ばれます。 4.印鑑証明書を発行する 印鑑証明書の発行は、役所で発行できます。また、マイナンバーカードがあればコンビニで発行することも可能です。 印鑑証明書の枚数は、購入方法や下取車の有無などによって異なります。 車を一括購入する場合、1〜3通必要です。一括購入で下取り車がない場合が1通、下取車がある場合が3通となります。 車をローンで購入する場合は、0〜3通必要です。所有権がローン会社になる場合は0通、所有権が購入者なら1通用意しなければなりません。また、下取り車がある場合、追加で2通用意する必要があります。 このように購入方法や所有権の違い、下取り車の有無などによって印鑑証明書の枚数が異なるため、販売店に必要な枚数をしっかりと確認しておきましょう。 車購入時の印鑑証明書の発行における注意点 ここからは、車を購入するときに必要な印鑑証明書の注意点を紹介します。 不要な場合がある 印鑑証明書が不要なケースは、「軽自動車の購入」と「所有権がローン会社になる場合」です。ただし、下取車がある場合は所有権がローン会社であっても印鑑証明書が必要となります。印鑑証明書が必要かどうかや必要枚数は、販売店の担当者に確認しましょう。 有効期限がある 印鑑証明書そのものに期限はないものの、車の購入においては発行から3ヶ月以内の書類でなければ手続きできないことが多いです。車を購入するときは、印鑑証明書の有効期限についても確認しておきましょう。
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