中古車業界は、昔からあまりにも不正が多い業界です。 販売においては、メーター巻き戻し問題に始まって、事故歴や修復歴を隠したまま店頭に並べる、おとり広告で架空の車を掲載して集客して別の車を広告とは違う価格で販売する、法外な諸費用をとる、売却では買取契約後に大幅に減額したり(いわゆる二重査定)、お客様がキャンセルしたいというと法外な違約金を請求する、そして今回の保険金水増し請求という問題。 なぜ中古車業界で不正が横行しているのでしょうか。 実は、中古車売買事業は参入障壁が非常に低く、古物商許可を取得すれば簡単に開業できます。 さらに資金さえあれば、現在はオートオークションが発達しているので仕入れも容易です。 車に関する知識・ノウハウ・技術がなくても、誰でも足を踏み入れられる業界。極端な話、車を一度も触ったことがない人でも始められる事業です。 しかし、「車」は本当にそんなに簡単に取扱いできる存在でしょうか。 車は、約3万点以上もの機械と電子部品が複雑に組み合わさって構成されています。部品の役割も知らない、触ったこともない人が取扱いできる代物ではありません。 中古車になれば、さらにハードルが上がります。 雨風、猛暑や雪や台風のなかを、車体が振動を受け、人や荷物を載せて、何万キロも走行し、時には擦ったりぶつけてしまったりもする、そんな過酷な状況を走ってきたのが中古車です。 ただでさえ複雑だというのに、中古車は長年のダメージを負っています。どの部品をどのように直したらいいのか、もともとどのくらいの価値があったのか、見極めなければならないポイントは多岐に渡ります。正しく取扱うには、豊富な知識、訓練、磨いた技術が必要不可欠です。 瑕疵をプロの眼で見極め、プロの技術で修理し、プロとして流通させるのが、本来の中古車事業です。 技術力を無視して運営しようとしているから、不正をしなければ事業を運営できないのです。そして悲しいことに、中古車業界はそうした会社で溢れかえっています。 しかし、私たちは不正をはたらく会社とは、決して違うと断言します。むしろ不正のはびこる業界体制をどうにかして変えたいと本気で考えています。 旧車王を運営するカレント自動車は、20年以上に渡って数十年前の古いクルマから、世界にわずかしか残っていない希少車、カスタムされたスポーツカーから、事故現場車、不動車、故障車などありとあらゆる車輌を鑑定してきました。 本気で車を愛し、そして本気でお客様に寄り添って鑑定します。 中古車を取扱う誇りをもつ、私たちこそが本物の「クルマ屋」だと思っています。 中古車業界の悪しき習慣を変えるべく、これからも真のプロとして邁進して参ります。
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