旧車に乗っていることを公表して話題となった芸能人の方は数多くいます。小さい頃からの憧れの車を購入したり新車から何十年と乗り続けている方などさまざまです。今回は、旧車に乗っている芸能人とその車種や、旧車を購入するときのポイントについて解説します。旧車の購入や売却を検討中の方は参考にしてください。 旧車に乗っている芸能人と車種 旧車に乗っている芸能人は、お笑い芸人や女優などさまざまな分野に渡ります。車好きなのが共通点で、長年愛着を持って乗っている方が多いようです。旧車に乗っている芸能人と車種について詳しく解説します。 千原ジュニアさん - セドリック(330型) 司会や芝居など幅広く活躍するお笑い芸人の千原ジュニアさんは、セドリック(330型)を所有していました。2台目の愛車として購入して長い年月を共に過ごし、既に売却されたとはいえ「俺が死んだら棺桶にして欲しい」というほどの愛着があったようです。セドリックのフロントマスクが気に入り、自身の誕生日である3月30日と同じ330型であることも購入する理由でした。 セドリック(330型)は、1975〜79年に日産が販売したアメリカンスタイルのセダンです。シングルキャブエンジンを搭載し、新車登録台数は28万台を超える人気車でした。迫力のあるフロントマスクと分厚いクッションシートが特徴で、今の車にはない重厚な存在感に現在でも多くのファンがいます。 バイきんぐ小峠さん - シボレー シェビーⅡノヴァ バラエティ番組で活躍するバイきんぐの小峠さんは、シボレー シェビーⅡノヴァを所有しています。学生の頃からアメ車が好きで、初めての車がこのシボレー シェビーⅡノヴァでした。シボレー シェビーⅡノヴァは1966〜67年に発売された2代目モデルで、小峠さんは1967年製の日産グロリアとともに2台所有しています。 シボレー シェビーⅡノヴァは、1961年にシボレーのコンパクトカーとしてデビューしたセ<hダンで元はシェビーⅡが正式名称です。グレード名のノヴァで呼ばれることが多く、3代目からはシボレー ノヴァに名称変更しています。 出川哲郎さん - ポルシェ911(964カレラ2) 好感度が高く数多くの番組に出演する出川哲郎さんは、ポルシェ911(964カレラ2)を所有しています。ポルシェ911の3代目モデルで、RRの空冷エンジンを搭載したオープンカーとして希少性の高い車です。小学生の頃に読んだマンガで強い憧れを抱き購入し、故障が多くても20年以上経つ現在も愛用しています。 ロッチ中岡さん - 117クーペ コントやバラエティ番組で話題のロッチ中岡さんは、117クーペを所有しています。117クーペは、1968〜81年までいすゞ自動車が販売していた車で、イタリアのデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたことで有名です。芸人になる前は自動車部品工場で働いていたロッチ中岡さんは国産車へのこだわりが強く、117クーペのデザインに一目ぼれして購入しました。 伊藤かずえさん - シーマ(FPY31型) 大女優の伊藤かずえさんは、1988年に発売されて社会現象とまでなったVIPカーのシーマ(FPY31型)を所有しています。30年以上にわたって大事に乗ってきたシーマを日産がレストアした話は有名です。伊藤かずえさんがシーマを大切にしているSNSの投稿が反響を呼び、それが日産社内のレストア計画を始動させました。 伊藤かずえさんはこのシーマを購入するまでに3台の日産車を乗り継いでおり、一貫して日産車であった理由はお父様が日産のディーラーに勤務していたからです。ご本人も車好きで、レストアが完了したシーマを見て感涙されたシーンに心を打たれた方も多いでしょう。シーマ(FPY31型)は、発売後の4年間で13万台近くを販売した時代の寵児ともいうべき車でした。 光石 研さん - メルセデスベンツ190(W110型) 俳優の光石 研さんは、メルセデスベンツ190(W110型)を所有しています。元はクラシックなアメ車が好きだった光石 研さんは、自分のイメージに合う車としてアメリカンテイストなヨーロッパ車を選び続けてきました。メルセデスベンツ190(W110型)に運命的な出会いを感じて10年前に購入し、今も大事に愛情を注いでいます。 メルセデスベンツ190(W110型)は、1961〜68年まで販売され後部トランクリッドの形状からハネベンやフィンテールとの愛称で親しまれているモデルです。今でも愛好家が多く、50年以上前の車ながら400万円台の価格で中古車として流通しています。 春風亭昇太さん- トヨタ・パブリカ(1967年型) 笑点の司会で有名な春風亭昇太さんは、トヨタ・パブリカ(1967年型)を所有しています。2台目の愛車として購入したトヨタ・パブリカ(1967年型)は、真空管ラジオなど昭和のものが大好きな春風亭昇太さんにとって理想の車でした。 トヨタ・パブリカは、1961〜88年に販売されたトヨタのコンパクトカーです。国産大衆車初となるボクサーエンジンを搭載し、第1回日本グランプリではクラス優勝の実績を誇ります。現在でも愛らしい姿や懐かしさで人気があり、中古車として100〜200万円台で販売されています。 旧車の購入を検討する人が知っておきたいポイント 旧車の購入にはさまざまな注意点があります。購入を検討する前に知っておきたいポイントについて詳しく解説します。 維持費がかかる 旧車には維持費がかかります。経年により自動車税や重量税が高くなるだけでなく、メンテナンスや部品交換の費用も考えておくことが必要でしょう。特にエンジンや足回りの修理や交換などには、数十万円から数百万円の費用がかかることもあるため注意が必要です。 自動車税........新規登録から13年以上経過すると15%の重課(増税)自動車重量税........新規登録から13年以上18年未満で約40%、18年以上で約50%の重課(増税) 状態を十分に確認のうえ購入を検討すべき 旧車を購入するときは、状態を十分に確認のうえ購入を検討しましょう。旧車は製造からの経過年数が長く、一台ごとにコンディションは大きく変わります。また、大規模なレストアが必要となると数百万円の費用負担になる可能性もあります。 さらに、交換が必要な部品が流通していない場合は、オーダーメイドでの依頼が必要になることもあるでしょう。 旧車は価値がわかる業者に売却しよう 旧車は価値がわかる業者に売却しましょう。一般的な買取業者に査定を依頼すると、価値がわからずに廃車費用を求められることもあります。また、価値がついても本来とはかけ離れた査定価格が提示されることもあるため、必ず専門業者に依頼しましょう。 ※2022年12月3日時点の情報です
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