車を購入するときは、予算に応じた車を選ぶことがポイントとなります。しかし、予算の決め方を誤ると、月々の支払いが厳しくなったり上のグレードの車を選べば良かったと後悔したりする恐れがあります。今回は、車の予算の決め方や年収別の予算について解説します。車を購入するときの参考にしてみてください。 車の予算の決め方 車の予算は、一括で購入する場合と分割(ローン)で購入する場合で、金額の設定方法が異なることがあります。ここからは、予算の決め方について紹介します。 月々の収支を参考にする 車をローンで購入する場合は、月々の返済額が予算となる場合がほとんどです。返済額を決めるときは、毎月の収入に対して無理のない支出となるようバランスをとりましょう。 月々の返済額をなるべく少なくしたい場合には、頭金を用意するという方法もあります。ただし、まとまったお金が必要となるため、生活に影響のない範囲で頭金を用意しましょう。 月々の返済額を決めるときは、収支のバランス、頭金の有無を参考にすることとなりますが、いずれの場合も生活が厳しくならない金額に設定することが重要です。 貯蓄額を参考にする 車を一括で購入する場合は、貯蓄額を参考に予算を決めましょう。ただし、貯蓄の全額を車の購入費に充ててしまうと、生活に必要な支払いができなくなることがあります。そのため、生活に必要な分の貯蓄を残した金額を車の購入費に充てるとよいでしょう。 また、貯蓄があればローンで車を購入した際にも返済に苦労することがありません。そのため、一定の貯蓄をキープしておくことをおすすめします。 車種で決める 車種から予算を決める場合は、どの車が欲しいのか明確にすることがポイントとなります。欲しい車がわかれば金額や見積もりを出すことができるため、購入できるかどうかが明確となります。新車での購入を検討していたものの、欲しい車が予想以上に高額だった場合は、中古車も視野に入れるとよいでしょう。 購入後の維持費を計算に含める 車は購入後に「維持費」がかかります。維持費には、自動車税やメンテナンス費、車検や点検費用、ガソリン代や駐車場代など多岐にわたります。 車を購入するときは、購入費だけでなく、購入後にどのくらいの費用がかかるのかということも計算しておきましょう。また、車によっては、購入費を抑えられても、維持費が高額になることもあります。維持費が高くなる場合は、購入費を抑えて貯蓄を残し、貯蓄額を車の維持に充てるという方法も手段のひとつです。 年収別の車予算の目安 ここからは、年収別の車の予算について紹介します。ただし、ここで紹介しているのは、頭金なしとした場合の一般的な予算となります。また、支払い方法や購入プランなどによって予算が異なるため、あくまでも目安としてお考えください。 年収300万円台 年収300万円台の場合は、150万円程度が予算となります。150万円で購入できる新車は、軽自動車、コンパクトカー(ハッチバックやSUV)などです。中古車であれば、ひとクラス上のモデルを購入することもできます。中古車の場合は、輸入車のハッチバックやSUV、日本車のセダンやミドルサイズSUV、ハイブリッドカーなども購入できるでしょう。 年収400万円台 年収400万円台の場合は、200万円程度が予算となります。200万円で購入できる新車は、ハッチバック、SUV、セダン、ワゴンなどです。中古車であれば、輸入車、ハイブリッドカー、ミニバンなども購入できます。 年収600万円台 年収600万円台の場合は、300万円程度が予算となります。300万円で購入できる新車は、ミニバン、セダン、SUV、スポーツカーなどです。中古車であれば、ラグジュアリーセダン、輸入車、スポーツモデル、セダンやワゴン、ミニバン、SUVなど、さまざまな車種の中から自由に選ぶことができます。 年収800万円台 年収800万円台の場合は、400万円程度が予算となります。400万円で購入できる新車は、ラグジュアリーモデル、スポーツカー、ミニバン、輸入車などです。中古車であれば、高級車や輸入車など、さまざまなモデルを購入することができます。 年収1,000万円台 年収1,000万円台の場合は、500万円程度が予算となります。500万円で購入できる新車は、高級セダンやスポーツモデル、輸入車のセダン・ワゴンやSUVなどです。中古車であれば、スポーツカーやラグジュアリーカーなど、あらゆるモデルの中から選ぶことができます。
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