データスペースは、異なるアーキテクチャを持つ基盤間でも信頼性の高いデータ流通が可能であることを実証し、2026年7月までに検証を完了しました。

実証の背景と目的

企業や組織の枠を越えたデータ連携が重要視されるなか、各組織がデータ主権を保持しながら安全に連携できる「データスペース」が注目されています。しかし、データスペースは設計思想が多様であるため、社会全体の活用には相互接続性の確保が不可欠です。本実証は、IIJがNEDOから受託した研究開発の一環として、IIJのデータスペースとNTTドコモビジネスが提供する欧州OSS「Tractus-X」を活用したデータスペースとの間で、相互接続性を検証することを目的として行われました。※本プレスリリースに記載した研究成果は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「経済安全保障重要技術育成プログラム/ハイブリッドクラウド利用基盤技術の開発」(JPNP23013)によるものです。

実証の内容と成果

本実証では、データ提供者が設定した利用制御条件(ユーザ権限や利用可能範囲など)を保ったまま、コネクタを介してデータを流通させるプロセスを検証しました。その結果、以下の成果が得られました。

・異なるアーキテクチャを持つデータスペース間での相互接続および広範な業界・分野間でのデータ流通が実現可能であること
・データの持ち主が主体的に取り扱いを決められる「データ主権」を確保しつつ、共創型エコシステムへの転換が実現可能であること

なお、本実証における検証環境サービスは、NTTドコモビジネスがパートナーであるドイツのT-Systems社の製品「Build &Operate」を用いて提供しています。

今後の展望

IIJは、今回の成果をもとにデータスペースやAIを組み合わせた新たな連携の在り方を検討し、コンサルティングや接続サービスの開発を進めます。NTTドコモビジネスは、企業が安全にAIとデータを利活用できるサービスの実現に向け、技術開発および社会実装の取り組みを加速させていく方針です。

関連リンク

https://www.iij.ad.jp/

https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2023/1108.html

https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2024/0925.html

情報提供元: ぷれにゅー_かわいい
記事名:「 IIJとNTTドコモビジネス、異なるデータスペース間の相互接続実証を完了