「糸づくり、はた織り体験会」が、9月25日(金)に石川県白山市の牛首紬「加賀乃織座」で開催されます。

牛首紬の伝統と危機

平安時代から続く石川県白山市の伝統工芸「牛首紬」は、2頭の蚕が一つの繭を作る希少な「玉繭」から紡がれる絹織物です。その特徴である丈夫さやしなやかな風合い、上品な光沢は、長年の経験を積んだ職人の手仕事によって支えられています。しかし、生活様式の変化や着物離れが進むなか、織元は最盛期の約10軒から2軒にまで減少しました。技術継承には長い年月を要するため、職人の高齢化や人口減少が続く現状は、800年以上続く伝統を次世代へ残すうえで深刻な課題となっています。

体験会で職人技を体感

西山産業開発株式会社は、牛首紬の魅力を若い世代や観光客に伝え、新たなファンや将来の担い手を増やす目的で今回の体験会を企画しました。参加者は、実際に糸や織機に触れることで、製造に込められた手間や職人の技術を直接体感できます。体験後はショールームで見学を行い、伝統的な反物や、株式会社MIZENと共同開発した現代的な洋服をご覧いただけます。

イベント概要

日時:2026年9月25日(金)13時〜16時頃まで
会場:石川県白山市部入道町ト40番地 牛首紬「加賀乃織座」
内容:牛首紬の糸づくりやはた織り体験、ショールーム見学
申込方法:件名に「9月25日 体験会参加希望」と記載のうえ、メール(nhiro@ushikubi.co.jp)にてお申し込みください

現代的な展開と今後

西山産業開発株式会社では、元エルメスのデザイナーである寺西俊輔氏が代表を務める株式会社MIZENと連携し、牛首紬を洋服として展開する取り組みを行っています。2024年1月にオープンした「牛首紬×MIZEN 白山店」では、着物になじみのない外国人観光客からの関心も高まっています。今後も時代に合わせた発信を続け、職人の技術を次世代へつないでいく方針です。

関連リンク

https://ushikubi.co.jp/

情報提供元: ぷれにゅー_かわいい
記事名:「 800年の歴史を継承へ、白山市で牛首紬の体験会を開催