【宿泊レビュー】「界アルプス」で時間を忘れて田舎暮らし
全国30カ所にある星野リゾートの温泉宿「界」。
温泉で体を癒すとともに、その土地ならではの文化やおもてなしが味わえる宿です。
今回は、長野県にある「界アルプス」に宿泊してきました。
星野リゾートの温泉宿「界アルプス」へ
長野県北西部、大町市にある「界アルプス」。
北アルプスのふもとに位置しており、温泉が多くわくことから大町温泉郷とも言われているエリアです。 敷地内には二階建ての宿泊棟や温泉棟があり、落ち着いた雰囲気でした。
チェックインは客室で。
その土地の文化を反映した客室は、小上がりに畳が敷かれたモダンな空間。
ベッドの上にあるベッドライナーは「上田紬」という伝統的な織物です。また、ナイトライトに地元の和紙が使用されていたり特産品のお菓子が用意されていたりと、信州のディープな文化に触れることができます。
界で体験したい「ご当地楽」
客室でひと休みしたら、館内の散策へ。お目当ては囲炉裏を囲める「ご当地楽」です。
ご当地楽とは、界で体験できるその土地の伝統のこと。伝統芸能や工芸、おもてなしの体験ができます。
界アルプスでは、昔ながらの田舎暮らし体験ができました。
囲炉裏で焼いたご当地グルメ「おやき」と、そば茶でホッと一息。 夜は漬物や地酒、朝はおかゆなども振舞われます。
ご当地楽の会場は、室内全体が昔の農家を再現しているようです。 囲炉裏だけでなく、かまどや古家具もあってタイムスリップしたかのような体験でした。
ご当地楽の会場は、一度に10~20人ほどが入れる広さ。時間がゆっくりと流れる空間なだけに長居したくなってしまいますが、人が多い時間帯は難しいかもしれません。
そこでおすすめなのが、ご当地楽の会場の隣にあるトラベルライブラリーです。旅や信州にまつわる本が置かれており、ソファでゆったりとくつろぐこともできます。
コーヒーやフレーバーティーのフリードリンク付きなのも嬉しいポイント。
りんご紅茶やブルーベリー紅茶など、ここでも長野県ならではの味を楽しめました。 トラベルライブラリーの利用時間は14:30~0:00、6:00~11:00です。
信州を味わう「雪鍋会席」
お楽しみの夕食は「雪鍋会席」をセレクトしました。食事は朝夕どちらも専用の棟で、個室でいただきます。
最初に提供されたのは、信州サーモンとローストビーフ。 さっぱりとした赤身とサーモンを一口で味わう、贅沢なメニューでした。
続いては、季節の食材をふんだんに使った前菜。
信州サーモンのほか、シナノユキマスといった珍しい魚の刺身も。 また、カボチャやキノコ、イチジクなど秋を感じられる料理も味わいました。
さらに椀物や煮物などが続き、メインの雪鍋が登場。すき焼き鍋に綿あめが載った、インパクトのある見た目です。
上から割り下をかけて綿あめを溶かすことで、北アルプスの雪解けをイメージしているのだとか。
綿あめの優しい甘みが加わって、脂ののったお肉や旬のキノコなども食べ応えのある味に仕上がっていました。
大町温泉郷の湯で癒されて
おなかが満たされたところで、もうひとつの楽しみである大浴場へ。
温泉宿ですからいくつもお風呂があるかと思いきや、内湯と露天風呂がひとつずつでした。
しかし不思議と、ずっと入っていられる心地よさ。 無色透明でにおいもなく、どこか柔らかな肌ざわりでした。
また温泉棟の湯上り処では、アイスキャンディーや冷たい飲み物のサービスもありましたよ。
翌朝も少し早起きをして朝風呂へ。
朝は露天風呂から見える木々や山がはっきりと見えます。 澄んだ空気のなかで浸かる温泉も心地よく、時間を忘れてしまいそうでした。
時間ギリギリまで温泉を楽しんで、朝食会場へと向かいます。朝食はチェックインのときに、和食と洋食をセレクトしていました。
今回選んだ朝和食の主役は、たっぷりキノコのバター味噌汁。バターによってコクが増し、単体でもご飯のお供にもできる味噌汁でした。
このほか、長野県の郷土料理「塩丸いか」や野沢菜を使ったメニューも。 朝からお腹いっぱい、ご当地を感じることができました。
ゆっくりと時間が流れる「界アルプス」
「界」に初めて宿泊した筆者ですが、その土地に根付いたユニークなおもてなしが大変興味深いと感じました。
ほかのお宿はどんなしつらえで、何が味わえるのか、色々な「界」に足を運びたくなります。
特に「界アルプス」は、温泉や囲炉裏体験などで日常の忙しさから離れられるのが魅力。自然に囲まれ、落ち着いた場所で心身をリフレッシュしたい人におすすめです。
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