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イベントの冒頭、注目を集めたのは、ALSOKのイメージキャラクターを務める俳優・松山ケンイチさんの登場です。新たに披露されたALSOKの制服に身を包み、堂々と現れた松山さんは、制服を着た感想について「僕が一番初めに着させていただきました。着心地も良く、機能性も非常に優れています」とコメントしました。
さらに、「制服というのは、単なる衣服ではなく、責任と誇りを表す“象徴”だと思います」と語り、ALSOKが掲げてきた“安全・安心”という理念に対する真摯な想いをにじませました。制服が単なるユニフォームではなく、企業の姿勢や信念を体現するものであることが伝わってくるひとことです。
会場では、すでに放送が始まっているALSOKの新TVCMにまつわる裏話も披露され、終始和やかな雰囲気に包まれていました。俳優として数々の役を演じてきた松山さんが、“警備の象徴”である制服をまとう姿は、会場に集まった関係者たちにとっても強く印象に残る瞬間となったようです。
イベントの盛り上がりが最高潮を迎えたのは、ALSOK所属の伊調馨さんがサプライズで登場した場面です。女子レスリング界のレジェンドとして知られる伊調さんは、なんと特大のデコレーションケーキを手に登場。そのインパクトに、松山ケンイチさんも思わず驚きの表情を見せ、会場からは温かな拍手が沸き起こりました。
ケーキには60周年にちなみ、レモンが60個分使用されていたとのこと。レモンの花言葉のひとつである「誠実な愛」は、ALSOKが大切にしてきた“誠実に向き合う姿勢”を象徴するものです。伊調さんは「レモンの持つクリーンなイメージは、犯罪や不安のない明るく安全な社会環境をつくるというALSOKの願いにも通じます」と語りました。
さらに、松山さんがケーキに「60」のプレートを飾り付けるという演出で、記念ケーキが完成。企業の節目を祝う場にふさわしい華やかさと、あたたかな空気感が漂うひとときとなりました。
60周年の節目を盛り上げる演出として用意されたのが、「ALSOK 60周年記念!〇✕クイズ!」です。登壇した松山ケンイチさんと伊調馨さんが、ALSOKの歴史や創業年である1965年にちなんだクイズに挑戦し、会場には自然と笑いが広がりました。
たとえば「ALSOKの記念すべき初のクライアントは楽器メーカーだった。〇か✕か?」や、「創業当時から金融機関の警備を得意としていた。〇か✕か?」など、知られざる企業の一面に迫る問いが次々と出題され、会場の関心を集めました。
さらに、松山さんと伊調さんがともに青森県出身という共通点にちなんだ問題も登場。「『白鳥』が青森の県民鳥として制定されたのは1965年である。〇か✕か?」という問いには、思わずふたりも笑みを浮かべる場面も。会場にはリラックスした空気が流れ、企業の歴史に親しみを持てる、やわらかな時間となりました。
イベントの終盤には、「挑戦と安心」というテーマを掲げたクロストークが行われました。登壇した松山ケンイチさんと伊調馨さんが、それぞれの立場から日々感じていることや、大切にしている思いを語る内容です。
松山さんは、「新しい役や難しい役に挑戦するときは、自分の中に安心できる軸を持つようにしています」と、俳優としての挑戦を支えるメンタルの保ち方について言及。多くの作品に出演してきた松山さんだからこその言葉に、会場は静かに耳を傾けていました。
一方の伊調さんは、トップアスリートとしてプレッシャーと向き合いながら、現在はコーチとして選手たちの成長を支える立場にもあります。「指導する側に回ってからは、選手自身が安心して挑戦できる環境づくりを常に意識しています」と語り、現役時代とはまた違う視点での“安心”への取り組みを共有しました。
役割もフィールドも異なるふたりが語った“挑戦”と“安心”。その言葉からは、支える側・支えられる側を超えた信頼や覚悟が感じられました。
クロストークの締めくくりとして、松山ケンイチさんと伊調馨さんから、ALSOKの60周年を祝うメッセージが届けられました。
松山さんは、「これからもALSOKのみなさんと、『ALwayS OK ALSOK』というスローガンとともに、安全・安心を伝えていきたい」と語り、節目の年を迎えた企業へのエールを送るとともに、自身がその一端を担っていく意志をにじませました。
続けてマイクを握った伊調さんは、「60年間、ALSOKを支えてくださったお客様や関係者の皆様に心から感謝しています」と、社員としての立場から真摯な思いを表現。さらに、「私が挑戦できるのは、会社の支えや社会の安全があってこそ」と語り、安全があたりまえであることの尊さを静かに伝えました。
ふたりの言葉には、それぞれの立場から見たALSOKへの信頼と、これからの未来への期待が込められていました。60年の歴史の重みを感じながらも、新たな一歩を力強く踏み出していく——そんな前向きな余韻を残す場面となりました。